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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

A_AR

13 Jun

マイクロLEDの普及に現実味、ARグラスで2026年にも離陸へ

UygvZinU微細なLEDを並べて1個ずつ制御する「マイクロLEDディスプレー」の急速な普及に現実味が出てきた。マイクロLEDディスプレーはディスプレーとしての潜在能力が非常に高い一方で、製造が難しく高コストだったが、最近になって製造技術が成熟して製造コストも下がりつつある。

ディスプレーとしての課題が改善
 製造コストが下がると同時に、いくつかの課題も大幅に改善した。少なかった画素数は1モジュールで4K(3840×2160画素)相当にまで増え、精細度は有機ELディスプレーにほぼ並んだ。低かった演色性も、カラーフィルターに量子ドット(QD)を加えることで大幅に高まった。さらには、同技術が生きる大きな市場「AR(拡張現実)グラス」が立ち上がる兆しが出ている。そこでの覇権を巡り、マイクロLEDと、これまでARグラス向けの有力ディスプレー技術だった有機EL(OLED)との激しい技術開発競争が始まっている。






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25 Apr

Cellid、ARグラス用ディスプレイ開発強化に向けて総額11億円を資金調達

af893f8431-2次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid(株)(読み方:セリッド、本社:東京都港区、代表取締役CEO:白神賢)は、国内金融大手のSBIインベストメント株式会社と東アジア最大級のVC/グロースエクイティファンドであるIMM Investment Japan株式会社、およびIMM Investment, Corp.を引受先とした第三者割当増資により、シリーズCラウンド(エクステンション)にて総額11億円の資金調達を実施したことをお知らせします。この度の調達により累計調達額は約64億円となります。

Cellidは、ARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開しています。特に、世界最大級の広視野かつ軽量のウェイブガイドの開発・設計においては業界最先端の技術を誇り、プラスチック製でフルカラー映像を映し出せる技術開発に世界で初めて成功しています。

今回の資金調達により、国内外の優秀な人材を獲得し、ウェイブガイドだけでなく、マイクロプロジェクターなど、ARグラスのキーコンポーネントの開発をさらに強化するとともに、量産体制を拡充し、当社製品の市場投入を加速させます。






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6 Mar

電源不要の次世代ARディスプレイ技術 ~「Beaming Display」方式による薄型ARメガネ実現に向けて~

2sbFtnDi東京大学 大学院情報学環の伊藤 勇太 特任准教授、大阪大学 産業科学研究所の中村 友哉 准教授、クラスターメタバース研究所、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンによる共同研究グループは、次世代AR表示技術「Beaming Display(BD)」方式対応の薄型受光系を開発しました。

現在普及が進むメガネ型ARデバイスは、表示素子や計算ユニット、バッテリーを全て内蔵するために、装着感や性能向上には限界があります。





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31 Oct

アップル「Apple Vision Pro」2024年末で生産中止か

7e14a69abc22e7e7アップルは2024年末までに現行モデルのApple Vision Proの生産を完全に停止する可能性があるという。米メディアThe Informationが10月23日に報じた。

 同紙はVision Proの部品製造に直接関係している複数の関係者からの話として、今年の夏から生産の縮小が始まっており、いまは来年までの需要を満たすのに十分な在庫が確保できていると伝えている。

 また、一部の工場ではApple Vision Proの販売予測に基づき、5月の時点でVision Pro部品の生産をすでに中止。数万個の未出荷部品が倉庫に保管されたままの状態だとも伝えられている。






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20 Jun

アップル、次期「ビジョンプロ」の開発中止 廉価版に注力=報道

Apple 01_lアップルがハイエンド向け拡張現実(AR)対応ゴーグル型端末「ビジョンプロ」の次期モデルの開発を中止したと、米ニュースサイト「ジ・インフォメーション」が関連部品メーカーの従業員や同製品の製造に携わる関係者の話として報じた。
機能を絞った廉価版については依然として来年末までの発売に向けて取り組んでいるという。 アップルはロイターのコメント要請に現時点で応じていない。
ビジョンプロの米国での価格は3500ドルから。中国や日本を含む8カ国でも新たに発売される。





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13 Feb

TCL、ソニー製Micro OLED採用のスマートグラス

Screenshot 2024-02-13 09.53.41CFD販売株式会社は、TCL製のスマートグラス「RayNeo Air 2」を発売した。実売価格は5万9,800円前後。

 RayNeo Air 2は、ソニー製のMicro OLEDを採用したスマートグラス。PCやスマートフォンなどを接続することで、201型相当の仮想スクリーンに映像を投影できるとする。リフレッシュレートは60Hzおよび120Hzに対応する。本体重量は76gと軽量化されている。





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25 Jan

ARグラスを開発する中国のユニコーン「Rokid」が合肥市主導で100億円調達

Screenshot 2024-01-25 09.55.02中国のスタートアップで拡張現実(AR)グラスを開発するRokid(霊伴科技)は1月8日、中国東部の合肥市の政府が主導する資金調達ラウンドで約7000万ドル(約100億円)を調達したと発表した。

この取引の一環として、Rokidは合肥市に企業顧客向けのオフィスを構えることになると述べている。同社のARグラスは、デジタル画像を表示しながら目を保護する機能を備えており、さまざまな産業用途に適している。 Rokidは、合肥市とのパートナーシップによって、現地にメタバース研究センターなどを設置し、同市でのARの産業利用や、自社製品の研究開発を加速する。

合肥市は、テスラの競合で電気自動車(EV)メーカーのNIOや、電子ディスプレイ・メーカーのBOEテクノロジーにも出資を行っており、中国の「ベンチャーキャピタル都市」として知られている。





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13 Oct

アップル新端末で脚光、ソニー超微細OLEDの秘密、CMOSセンサーの製造技術を活用し、24年に量産

Screenshot 2023-10-13 09.12.01アップルが発表したAR端末、「Apple Vision Pro」。その登場で脚光を浴びているのが、ソニーの「マイクロOLED」と呼ばれる超微細ディスプレーだ。

ソニーグループが長年培ってきた画像センサーの製造技術が、意外な分野で花開いた。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)向けの超高精細ディスプレー、マイクロOLED(有機EL)だ。





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29 Sep

メタがVR・ARヘッドセット「Quest 3」正式発表-アップルに先行

Screenshot 2023-09-29 09.31.09米メタ・プラットフォームズは27日、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)用のヘッドセットの新製品「Quest 3」を正式に発表した。米アップルの複合現実(MR)ヘッドセット「Vision Pro」の発売に先駆けた格好だ。   

27日の年次開発者会議で発表したQuest 3は、2020年発売の前モデル「Quest 2」から性能が向上し、VRとARを融合させたMRに軸足を移す新製品となる。価格設定は500ドル(約7万5000円)からと、200ドル値上げした。メタはまた、高級サングラスメーカーのレイバンと共同開発した第2世代のスマートグラスも発表した。   

メタのハードウエア事業は正念場にある。同社は長年にわたってVRゴーグル市場で支配的だったが、アップルは2024年の早い時期にVision Proを発売する態勢にあり、両社の対決が見込まれる。





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7 Sep

続々登場「サングラス型ディスプレイ」の狙い

Screenshot 2023-09-07 09.44.20このところ、サングラスのような形状のディスプレイの市場投入が続いている。 顔につけるものだが、いわゆるVR用のヘッドマウント・ディスプレイではない。メーカーは「ARグラス」などの表記を使っているが、アップルの「VISION Pro」などとは異なり、本格的なAR機器でもない。

どの製品も、サングラス状のデバイスをかけると目の前に大型のディスプレイが表示される。そうした製品は昔からあったが、現在のトレンドは「スマホやタブレットと簡単に接続可能」「映画を見ても満足できる高画質・高発色」「PC用ディスプレイとしても使える高精細」が特徴だ。





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5 Sep

ソニー、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイを発表

Screenshot 2023-09-05 09.26.13ソニーセミコンダクタソリューションズは2023年8月、1.3型4K OLEDマイクロディスプレイ「ECX344A」を発表した。VR(仮想現実)/AR(拡張現実)用ヘッドマウントディスプレイ(HMD)などの用途に向ける。

ECX344Aは、トランジスタのレイアウトやプロセスを最適化し、独自のばらつき補正回路を採用した。これにより、4K(3552×3840画素)の解像度でありながら、均一な輝度特性を実現した。また、高速駆動用ドライバー回路を開発し、最大毎秒90フレームという高フレームレートにより滑らかな映像を実現した。  





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19 Jan

アップル、ARグラスの発売を無期限延期=ブルームバーグ

アップルは軽量な拡張現実(AR)グラスの発売を無期限延期した。同社初の複合現実(MR)を体験できるヘッドセットは予定通り年内に発売する。ブルームバーグが17日伝えた。

報道によると、ARと仮想現実(VR)を組み合わせたMRヘッドセットは今春のイベントで公開される見通し。価格は3000ドル前後になるという。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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