R_研究開発

December 24, 2024

インクジェットプリンターで作成できる液滴レーザーディスプレイを開発 筑波大学、産総研

筑波大学-8WwFNse筑波大学は2024年12月19日、産業技術総合研究所、科学技術振興機構と共同で、インクジェットプリンターでレーザー発光する液滴を吐出させ、高速かつ大量にレーザー光源を作成する手法を発表した。この液滴に電場を加えることで発光のONとOFFが切り替えられることを見いだし、この液滴を基板上に並べた小さなレーザーディスプレイを作成した。

研究では、超撥液加工を施した基板上に、インクジエットプリンティング技術により、優れた耐久性と不揮発性を示すイオン液体である1-ethyl-3-methylimidazolium tetrafluoroborateに有機色素を添加した溶液を小さな液滴として吐出した。その結果、一般に利用されている液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの1画素とほぼ同等サイズとなる、直径30μmほどの液滴が得られた。






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December 19, 2024

柔らかく伸び~る回路基板 液体金属で回路形成

sa241218_satosen02サトーセンは「SEMICON Japan 2024」(2024年12月11~13日、東京ビッグサイト)にて伸縮性のあるシート上に液体金属を用いて回路を形成した回路基板「ストレッチャブル基板」を紹介した。

サトーセンは、大阪市を拠点にプリント基板を手掛けるメーカーだ。もとはリジット基板を中心に製造していたが、ウェアラブルデバイスへの注目が高まったことから、2016年に体の動きに合わせて伸縮するストレッチャブル基板の開発に着手したという。

 開発当初の製品は、シリコーン樹脂やポリウレタンの柔らかいシート上に銀(Ag)のペーストで回路を形成したものだった。これには、使用を繰り返すうちに抵抗値の変化が増大する、回路にひびが入り導電性が損なわれるといった課題があった。






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December 17, 2024

連続体シミュレーションと機械学習で液晶の3次元秩序構造の形成を解明

mn_chemicals_24120502a九州大学は、液晶の3次元秩序構造の形成メカニズムを解明した。連続体シミュレーションと、機械学習に基づく局所的な秩序構造の判定を組み合わせ、ソフトマテリアルの分子の集合体における構造転移を解析した。

九州大学は2024年12月3日、産業技術総合研究所との共同研究で、液晶の3次元秩序構造の形成メカニズムを解明したと発表した。連続体シミュレーションと、ML(機械学習)に基づく局所的な秩序構造の判定を組み合わせ、ソフトマテリアルの分子の集合体における構造転移を解析した。






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December 09, 2024

エックス線遮る新素材 世界初、無色透明で軽量 弘前大(青森県)・山形大チームが開発

弘前大学 19I8ngsV弘前大学と山形大学の研究チームが、世界で初めてエックス線を遮る無色透明で軽量な素材の開発に成功した。エックス線を用いる診断や治療などで、遮蔽(しゃへい)材として活用できる。主な原材料は「でんぷん」で、液体や柔らかく変形するものにも使え、リサイクルしやすいのが特徴だ。

 弘大被ばく医療総合研究所の細田正洋教授(同大医学部大学院保健学研究科教授を兼任)のチームと、山形大有機材料システム研究科・高橋辰宏研究室の床次(とこなみ)僚真(りょうま)さん(博士後期課程2年、弘前南高校出身)らが約3年前から共同研究を開始。5日、研究成果を発表した。

 通常、エックス線の遮蔽には鉛が使われ、エックス線検査の際に技師が着用する鉛入りエプロンや、検査室の窓の鉛入りガラスなどとして用いられている。しかし、重くなったり、ガラスが無色透明にならないなどのデメリットがあった。






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December 03, 2024

液晶の複雑な秩序構造の形成メカニズムを解明、 連続体シミュレーションと機械学習構造判定による新戦略

WqEJBpd0晶や高分子といった柔らかい物質群(ソフトマテリアル)は、構成する分子の集合体が複雑な秩序構造を自発的に形成することが知られています。
ある秩序構造から別の秩序構造への構造転移のメカニズムの解明は、物理学や数学といった基礎科学の興味深い問題であるのみならず、材料設計や加工といった応用の観点からも重要な問題です。

しかし、概してソフトマテリアルの秩序構造では、複雑な単位構造が集合してさらに複雑な高次の構造を形成するといった構造の階層性が、構造転移の詳細なメカニズムの解明を難しくしています。さらに、「この場所の構造(局所的な秩序構造)は何か」を的確かつ客観的に判定することも容易ではありません。







 

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琵琶湖半導体構想(案)に企業参画が相次ぐ

Screenshot 2024-12-03 07.45.02立命館大学発ベンチャーのPatentix株式会社 (本社:滋賀県草津市、代表取締役:衣斐豊祐、以下「PATENTIX」 )は、立命館大学総合科学技術研究機構の金子健太郎教授/RARAフェローとともに共同で研究開発しているGeO2半導体エピウエハの早期供給に向け、琵琶湖半導体構想の可能性を掲げ、企業連携を促進しています。

この度、琵琶湖半導体構想(案)に「日清紡マイクロデバイス株式会社(本社:東京都中央区)」 が参画を表明しましたので、お知らせいたします。

今回の参画により、日本発で世界にリードできる最先端半導体材料(GeO2半導体等)の社会実装に向け、日清紡マイクロデバイスの協力を得て、研究開発及び企業連携をより一層推進してまいります。






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世界初 ルチル型GeO2結晶によるショットキーバリアダイオード動作を確認

ccb3cfbc81-814x533Patentix株式会社は、ルチル型二酸化ゲルマニウム(r-GeO2)単結晶薄膜上に、ショットキーバリアダイオードを形成し、その動作を確認することに成功しました。これはr-GeO2で実現された世界初の半導体デバイスであり、r-GeO2パワー半導体デバイスの実現に向けた重要な一歩です。

[背景]

現在、私たちが使用している家電製品や電気自動車のモーターには、パワー半導体を用いた様々な電力変換回路で変換された電力が用いられています。電力を変換する際に発生する熱は電気エネルギーの損失です。発電所から私たちが使うまでには何度も電力変換が行われているため、その損失を低減することは脱炭素社会の実現において重要な課題となっています。






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November 26, 2024

スマホディスプレーのセンサー向け…住友化学が開発、有機フォトダイオード材料の実力

住友化学 B0FiEPr_住友化学は目に優しい可視光など幅広い波長を検知できるセンサー材料を開発した。強みの有機合成技術を生かし、センサー形状の柔軟化やスマートフォンの薄肉化などに貢献できるとみている。スマホだけでなく、ウエアラブル機器のセンサーへの採用も想定。今後、サンプルワークを含めて顧客の動向を探りながら、実用化に向けた提案に取り組む。

住友化学が開発した有機フォトダイオード(OPD)材料は、スマホのディスプレーで使われるセンサー向けなどを想定する。波長1400ナノメートル(ナノは10億分の1)帯に対応。可視光から短波赤外線まで調整できる仕様だ。同材料は溶液にすることもできるため、柔らかい基材や幅広い面積に加工できる点を訴求する。同社が強みとする有機合成技術などを応用して仕上げた。






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November 25, 2024

アプライド マテリアルズ OLEDディスプレイをタブレット、PC、テレビに搭載可能にするブレークスルー技術を発表

0996ed2c5dd9-3840x2160・新開発のソリューションMAX OLED™は、より大型のガラスパネルを用いたOLED(有機EL)ディスプレイ製造を実現。ハイエンド・スマートフォン用の高度なディスプレイ技術がタブレット、PC、テレビでも利用可能に

・特許取得済みのOLEDピクセル・アーキテクチャと革新的な製造手法により、各種OLEDディスプレイの輝度、解像度、省エネ性、寿命を改善

・高品位OLEDディスプレイの量産に必要な成膜、封止技術を一体型システムに搭載

アプライド マテリアルズ(Applied Materials, Inc., Nasdaq:AMAT、本社:米国カリフォルニア州サンタクララ、社長兼CEOゲイリー・E・ディッカーソン)は11月21日(現地時間)、MAX OLED™ソリューションを発表しました。これは特許取得済みのOLEDピクセル・アーキテクチャと革新的なディスプレイ製造技術により、ハイエンド・スマートフォン向けの高度なOLEDディスプレイをタブレット、PC、テレビでも利用可能にするものです。






 
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November 22, 2024

インジウム添加なしで変換効率世界最高…「CIS太陽電池」性能向上、アルミで代替に成功

産業技術総合研究所の石塚尚吾首席研究員らは、アルミニウム添加でCIS型(銅、インジウム、セレン)太陽電池の性能向上に成功した。変換効率は12%と、インジウムを添加しないCIS型としては世界最高になる。インジウムは希少金属のため、ありふれたアルミで代替できると競争力になりえる。

銅とガリウム、セレン薄膜を光吸収層としCIS型太陽電池を作製する。太陽電池セルの裏面から表面に向けてアルミの含有量が減少するように濃度勾配を付けた。すると薄膜中にエネルギー帯の傾斜ができる。光を受けて生じた電子が表面に移動しやすくなる。





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November 05, 2024

有機エレクトロニクス技術の未来展望:半導体とディスプレイは研究から社会実装フェーズへ

003e9314-2560x1600有機材料は無機材料よりも軽量かつ柔軟で、製造・廃棄におけるエネルギー効率が高いため、これらを活用した有機エレクトロニクスは注目分野の1つです。
電子機器産業においては、有機半導体や電極から、ディスプレイや照明、太陽電池,トランジスタなど、さまざまな電子デバイスを作製できます。
シリコンや酸化物など既存の半導体と比べて、有機化合物はより低い温度での微細化が可能であり、溶液処理や塗布(印刷・塗工)でのデバイス作製ができます。
また、無機材料とくらべてしなやかであるため、大きく曲がるフレキシブル基板の上にも作製できます。このような特徴から、モバイルや生体認証などのウェアラブルデバイスへ用途を広げられることも魅力です。





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October 27, 2024

厚さ0.01mmで曲げられる。NHK技研が開発、シリコンイメージセンサーの機能

NHK 622f966NHK放送技術研究所(技研)は23日、厚さ0・01ミリメートルの薄くて曲げられるシリコンイメージセンサー(写真)を開発したと発表した。湾曲させて動作させることで横方向のぼやけを大幅に改善した映像の撮影に成功したという。2030年ごろまでに小型でぼやけの少ない広視野な放送用カメラの実用化を目指す。

イメージセンサーはレンズを通った光を電気信号に変換する素子。通常のイメージセンサーは硬くて厚いシリコン基板を使うため曲げることができない。このため、シリコン基板とシリコンデバイス層の間に薄い酸化膜を挿入した特殊な構造を用いることで厚いシリコン基板を化学反応によって取り除き、薄くて曲げられるシリコンイメージセンサーの開発につなげた。






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October 21, 2024

東京エレク 韓国3か所目のR&Dセンター着工式=サムスン半導体トップも出席

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日本の半導体製造装置大手、東京エレクトロン韓国法人の東京エレクトロンコリアは17日、ソウル近郊の京畿道華城市で研究開発(R&D)センターの着工式を開いた。

 東京エレクトロンの河合利樹社長や華城市長をはじめ、企業関係者ら約200人が出席した。同社と協力関係にあるサムスン電子からも半導体部門を統括する全永鉉(ジョン・ヨンヒョン)デバイスソリューション部門長(副会長)ら幹部が出席した。






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October 11, 2024

NTT、HDMI信号を世界最速で劣化なしに長距離伝送する技術。変換遅延は0.1ミリ秒以下

NTT PpAVBsLX 日本電信電話(NTT)は8日、HDMI信号を世界最速で劣化なしに長距離伝送する技術を発表した。
本技術は4K/120HzやフルHD/240HzなどのHDMI信号を非圧縮のまま世界最低遅延である0.1ミリ秒以下で光伝送信号へ変換するもので、高精細な映像と音声を劣化させずに遠隔地でリアルタイムに再現できるという。

 VRやAR分野において、物理的に離れていても多数の人が同じ場所にいるかのような、没入感の高いリアルタイムコミュニケーション空間の実現が求められている。没入感を得るためには、映像を複数地点で同時に感じられるリアルタイム性と、実物を見ているように感じられる高精細さの両方が必要で、HDMI信号を長距離伝送する際には低遅延かつ高精細であることが求められる。






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October 10, 2024

[セミナー: 12/10] 国際学会および特許解析も踏まえたディスプレー最新技術2024

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セミナー紹介:

2024年1月に開催された国際展示会「CES2024」では、韓国のSamsungおよびLGがOLED搭載高輝度テレビを展示しました。搭載ディスプレーはそれぞれ量子ドットOLED(QD-OLED)と白色OLED(WOLED)で、ピーク輝度は共に昨年の2000から3000nitsに向上しています。
XR、すなわちVR/MR/ARの新製品も多く提案されました。VR/MRでは産業用途狙いのソニーおよびパナソニック資本の米国Shiftall(シフトール)、ARは中国Xreal(エックスリアル)が代表です。
これとは別に、2024年2月にはヘッドマウントディスプレー(HMD)「Apple Vision Pro」が米国で販売開始され、市場評価が出始めています。搭載ディスプレーはシリコン基板上に形成された8K高精細のOLED(OLEDoS)です。






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October 07, 2024

青色LED上にペロブスカイトナノ結晶膜を形成した高輝度赤色変換LED、山形大が開発

Screenshot 2024-10-07 14.10.16山形大学は10月1日、InGaN系半導体による青色LED上にメタクリレート系ポリマーバインダーに分散したペロブスカイトナノ結晶膜を形成した波長変換(色変換)型LEDを作製することで、赤色ナノ結晶LEDにおいて高い発光効率(外部量子効率)とデバイス寿命を維持しつつ、高輝度化にも成功したことを発表した。

同成果は、山形大大学院 理工学研究科の横田大輔大学院生、同・齋藤心護大学院生、同・大音隆男准教授、同・大学院 有機材料システム研究科の阿部遥大学院生、同・柳橋健人大学院生、同・千葉貴之准教授らの共同研究チームによるもの。






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September 20, 2024

[中央大学] 2024年度日本液晶学会討論会において、虹彩賞、若葉賞を受賞しました

理工学研究科 修士課程1年(研究開発機構 池田研究室)の松本滉平さんと石川朋奏さんが、日本液晶学会討論会において下記ポスター賞を受賞しました。

松本滉平さん 虹彩賞(最優秀ポスター賞)
石川朋奏さん 若葉賞(学生優秀ポスター賞)

【学会名】日本液晶学会討論会

【開催期間・場所】2024年9月11〜13日・富山大学






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September 17, 2024

有機太陽電池の性能向上へ 「励起子束縛エネルギー」の低減に成功 大阪大・岡山大など

swsl01vW大阪大学、岡山大学、神戸大学、名古屋大学の研究グループは11日、新たに開発した有機半導体が光から電流へのエネルギー変換への妨げとなる励起子束縛エネルギーの低減に成功し、作製した有機太陽電池で従来より優れた特性を得たと発表しました。
 研究成果は8月12日にドイツ化学会誌「Angewandte Chemie International Edition」にオンライン速報版として掲載されました。







 
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September 12, 2024

液晶ディスプレーの開発は継続、CTOが語るシャープの将来像 シャープ 専務執行役員CTO 種谷元隆氏

シャープ 専務CTO 種谷元隆2-2デバイス事業はアセットライトに
 2024年5月14日に発表した中期経営方針では、堺ディスプレイプロダクト(SDP)でのテレビ向け大型液晶パネルの生産から撤退するとともに、中小型ディスプレー事業も生産能力を縮小することを明らかにしました。ディスプレー事業は大幅縮小のように見えますが、開発は継続するのでしょうか。

- 液晶ディスプレーに関する開発は継続します。弊社では元々、ディスプレーをユーザーに提供する価値の最大化のためのインターフェースと位置付けていました。今後はウエアラブル端末など、人々の“自然な生活”をサポートする、本来あるべきハードウエアを実現するための開発を行います。中小型では、車載や仮想現実(VR)向けの販売拡大に期待しています。

 半導体事業に関しては、中期経営方針で「さらなる成長を目指し、他社への譲渡を推進」としましたが、縮小する計画でしょうか。

- 半導体事業については、いわゆる「アセットライト」を図ります。巨額投資をしてそれを回収する、これまでのモデルから離れます。親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業に向けて、ノウハウの継承や協力などを検討しています。一方で、技術開発においてチャンスがある領域では開発を継続します。






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September 07, 2024

2024年日本液晶学会討論会・液晶交流会

2024年日本液晶学会討論会を9月11日(水)から13日(金)の日程で、富山県富山市の富山大学五福キャンパスにて開催いたします。
討論会では、口頭発表、ポスター発表、招待講演、学会賞受賞者による受賞講演に加え、会員の要望に沿うようなセッションを企画しております。
また、ポスター賞として、虹彩賞に加え、修士課程以下に在籍中の学生を対象とした若葉賞(学生ポスター発表賞)を設けております。大学、公的研究機関、企業の研究者の方々はもちろんのこと、若手研究者、学生の皆様の口頭発表、ポスターセッションへの積極的なご応募をお願い申し上げるとともに、会員の皆様の討論会へのご参加をお待ち申し上げております。
また、9月12日(木)には、5年ぶりに懇親会を開催いたしますので、そちらもぜひご参加ください。






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August 27, 2024

「洋上太陽光」を東京湾で実証、国産フロートも採用

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東京都江東区にある中央防波堤エリアに、海水面を使った「洋上浮体式」の太陽光発電設備が浮かんでいる。

この設備は三井住友建設が設置した。東京都政策企画局が主導する「東京ベイeSGプロジェクト 先行プロジェクト」に採択され、2023年11月に設置した。国内では初めての洋上における浮体式太陽光発電の実証になるとしている。

同プロジェクトには東急不動産も採択されている。両社の浮体式太陽光発電設備は近くに設置されている。
三井住友建設は淡水の内水面を利用する水上太陽光発電向けに、太陽光パネルを水面に浮かべるための部材であるフロートを製造・販売している。また、農業用などのため池の水面を借りて、この自社製のフロートを使った太陽光発電事業にも取り組んでいる。






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サムスン「バッテリー消費半分で従来より美麗なディスプレイ」開発中、スマホの小型化にも大きく貢献か

samsung top_m5500mAhを超えるバッテリーを持つスマホも続々登場しているなか、Galaxy Note 7での苦い経験もあってか大容量化にはかなり消極的なSamsung。

特に折りたたみスマホで顕著でしたが、どうやらディスプレイの製造開発も手がける同社の強みを生かしたアプローチを取り入れるようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Samsungは偏光フィルムのない有機ELディスプレイを開発しているそうです。








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August 23, 2024

小さいナノカーボンで正孔を輸送できる -炭素と水素のみで従来の主力材料に匹敵する正孔輸送能を実現-

20240822_3_fig理化学研究所(理研)開拓研究本部 伊丹分子創造研究室の伊丹 健一郎 主任研究員(名古屋大学 トランスフォーマティブ生命分子研究所(WPI-ITbM)主任研究者)と東ソー株式会社 有機材料研究所の森中 裕太 主任研究員(研究当時、現同社 研究本部先端融合研究センター 先端材料研究所 主任研究員)らの共同研究グループは、ヘテロ原子や置換基を一切用いずに、有機ELの正孔輸送材料として機能する炭化水素系正孔輸送材料を発見しました。






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August 22, 2024

青色有機ELの電子移動を促進する材料選択  超低電圧青色有機ELの実用化に向けて

news-35197-01東京工業大学 科学技術創成研究院 フロンティア材料研究所の伊澤誠一郎准教授、静岡大学 工学部 化学バイオ工学科の藤本圭佑准教授らの研究グループは、超低電圧で発光する青色有機ELにおいて、適切な材料の組み合わせを用いることで、エネルギー損失のない高効率な電子移動が可能となることを実証した。

有機ELは、テレビやスマートフォンディスプレイ等で実用化されている一方で、光の三原色の中で最もエネルギーが高い青色の発光については、駆動電圧が高く(3 V以上)消費電力が大きいという課題を抱えている。同研究グループの伊澤准教授らが開発したアップコンバージョン[用語1]有機EL(UC-OLED)では、2種類の有機分子の界面におけるアップコンバージョン過程を利用することで、世界最小電圧の1.5 V以下での青色発光を実現した。一方で、UC-OLED内部の電子移動反応の詳細はこれまで明らかにされておらず、高効率化のための材料選択指針が求められていた。

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August 19, 2024

光を99.3%吸収するめちゃくちゃ黒い木材ベースの素材「Nxylon」が偶然発見される

光の吸収率が99.3%という木材ベースの素材「Nxylon」を開発したと、ブリティッシュコロンビア大学の研究チームが発表しました。研究チームによると、このNxylonは全く関係のない研究の実験中にたまたま発見されたものだそうです。

ブリティッシュコロンビア大学のフィリップ・エバンス教授と博士課程の学生であるケニー・チェン氏は、高エネルギープラズマを使って木材のはっ水性を高める実験を行っていたとのこと。しかし、この高エネルギープラズマを、木材の繊維を垂直に切断した面に使用したところ、表面が真っ黒に変色したことに気付いたそうです。







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August 15, 2024

8K有機EL TV画面を駆動可能 高電子移動度の酸化物TFT

tm_240809hokkaido01 北海道大学電子科学研究所の曲勇作助教や太田裕道教授らの研究グループは2024年8月、高知工科大学理工学群の古田守教授らと共同で、電子移動度が78cm2/Vsで安定性に優れた「酸化物薄膜トランジスタ」を開発したと発表した。次世代8K有機ELテレビの画面を駆動することが可能となる。

 現行の4K有機ELテレビでは、画面を駆動するのに酸化物IGZO薄膜トランジスタ(a-IGZO TFT)が用いられている。このトランジスタの電子移動度は5~10cm2/Vs程度である。ところが、次世代8K有機ELテレビの画面を駆動しようとすれば、電子移動度が70cm2/Vs以上の酸化物薄膜トランジスタが必要になるという。





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July 31, 2024

「映像が鏡超える」 飛び出す立体映像 VRゴーグルなしで同時視聴 世界初システム、NTTが開発

ntt 3D NTTは26日、鏡の中に表示したバーチャルキャラクターを鏡の外へも自在に移動させることができる新たな映像技術「超鏡空中像」の表示システムを世界で初めて開発したと発表した。
従来技術では鏡の中にしか表示できなかったが、3面鏡のように鏡を配置することで、立体映像が鏡面を超えて空中に飛び出して見えるシステムを構築。VRゴーグルや3Dグラスなしで、複数の人が裸眼で同時に視聴できる。
鏡に映った自分の手を使って空中像を操作することもでき、博物館や美術館でのイベントやデジタルサイネージへの応用が期待されている。

 NTTが開発した超鏡空中像表示技術は、鏡面という物理的な制約にしばられず、デジタル情報を鏡の外にまで移動できるようにした新たな映像技術だ。





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July 30, 2024

高性能有機ELデバイスの開発に成功 ~発光分子の性能を最大限に引き出す有機薄膜の総合設計~

20240723_01_01国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院生命機能科学部門の田中正樹助教と国立大学法人九州大学 最先端有機光エレクトロニクス研究センターの安達千波矢教授らの研究グループは、有機ELデバイスを構成する有機薄膜の自発分極や電荷輸送特性を精密に制御することで、高性能な有機ELデバイスの開発に成功しました。
本研究では、デバイス劣化の一因である過剰な電荷蓄積を抑制するために、有機薄膜の自発分極および電荷輸送バランスを最適化する分子(ホスト分子)を新たに開発し、発光分子が有する性能を最大限に引き出すことで、デバイスの性能向上を実現しました。この成果により、今後、有機ELデバイスの精密設計が可能となり、デバイスのさらなる高性能化につながると期待されます。





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July 11, 2024

シャープ、技術展示イベントを9月17日と18日に開催 AIやEVなどがテーマ

Screenshot 2024-07-10 05.39.05シャープは技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」を9月17日と18日に開催する。場所は東京国際フォーラム(東京・千代田区)。参加には事前予約が必要だが、参加費はかからない。

2023年11月にも技術展示イベント「SHARP Tech-Day」を開催したシャープ。2024年のテーマは「AI」「EV」「Green Energy」「Industry」「Communication」となる。







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July 09, 2024

<チャイナテックの逆襲>韓国製が90%だった折りたたみ有機EL、いまは中国製が53%(1)

Screenshot 2024-07-09 05.51.04手で操作する透明ディスプレー、バーチャルリアリティ(VR)に接続するヘッドセット…。

未来を描いた空想科学映画にはディスプレーがよく登場する。スマートフォン、テレビ、自動車、VR機器などに搭載されるディスプレーは電子市場の最前方を占める核心部品であり、関連素材・製造設備など後方技術競争力を左右する装置産業だ。

韓国はLGディスプレーとサムスンディスプレーを中心に2004年から17年間世界1位の座を守りこの市場を主導してきたが、2021年に中国企業に1位を明け渡してから追われる境遇だ。
液晶パネル(LCD)市場を掌握した中国はいまや有機ELのような最先端技術でも韓国にぴったり追いついている。






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June 21, 2024

高層ビルが「発電所」に 窓や壁に…次世代型太陽光電池の未来 省エネ&創エネを実現

Screenshot 2024-06-21 05.26.47ビルの窓や壁に設置して発電できる次世代型の太陽光電池の研究開発が進んでいる。透明で熱を吸収するタイプもあり、普及が進めば電力不足の解消だけでなく、温暖化対策にも期待がかかる。技術的にはまだ確立されていない部分もあるが、都市に林立するビルそのものが「発電所」となる未来が見えつつある。

10センチ四方と手のひらほどしかない薄いガラス板。「高層ビルの窓に設置すれば、建物そのものが発電所となり、災害に強い街づくりにもつながる」。赤外線(赤外光)を使って発電する次世代型の太陽光電池を開発した大阪大産業科学研究所の坂本雅典教授(光化学)はこう説明する。





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June 13, 2024

JDI、様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインターフェイス ZINNSIA(ジンシア)の開発

Screenshot 2024-06-12 16.40.25当社(ジャパンディスプレイ)は、様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインター フェイス ZINNSIA(ジンシア)を開発しましたのでお知らせいたします。
ZINNSIA は、木材、大理石、表皮、布、石膏ボードなど、これまでセンサーとして使用することが難しかった素材でも 、指の動きを検知することを可能にする、革新的なインターフェイスです。
多くの素材に対応することができるため、幅広い市場、製品への展開が可能となります。 







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May 29, 2024

NHK、放送最新の研究成果を一般公開「技研公開2024」(5/30〜6/2開催), 伸縮ディスプレイなど...

DSC04881_sNHKは、放送にまつわる最新の研究成果を一般公開する「技研公開2024」を、5月30日〜6月2日に東京・世田谷にあるNHK放送技術研究所で開催する。
28日には開催に先駆けてメディア向け説明会が行なわれ、伸縮可能なフルカラーディスプレイや好みに応じて3D/2D表示を切り替えられる3次元ディスプレイなどが披露された。開催時間は10時~17時で入場自由、事前予約不要。会場所在地は東京都世田谷区砧1-10-11。

フルカラー伸縮ディスプレイ
フルカラー伸縮ディスプレイは、柔軟なゴム基板上に液体金属を使った伸縮配線とLEDを使ったもの。従来の金属配線は、基板が変形すると電気抵抗の上昇や断線が起こるため、伸縮ディスプレイには適用できなかったという。そこで金属配線の材料に液体金属を採用することで、伸縮させても断線することなく、電気抵抗も低く維持できる伸縮配線を開発した。

2023年の技研公開でも柔軟に変形できるディスプレイが展示されていたが、昨年のものは緑や白などの単色表示のみ可能だった。それに対し、今年の展示ではフルカラー表示が可能になった。








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May 24, 2024

第5回ジャパンリサーチフロントアワード発表、ディスプレイ関連では"多重共鳴型TADF材料による高効率・高色純度有機ELデバイス開発"受賞

RD webp第5回目となる今回は、研究内容とその成果の潜在的な可能性を重視し、最近の被引用数の伸びが著しく上昇傾向にある論文および学術分野に着目してフロントを選出。

その結果、1万2726あるフロントのうち、日本の研究機関の存在感が大きかったのは213で、それをさらに分析することで最終的に11のフロントを決定したとする。具体的な選出方法としては、対象期間によく引用された論文(コアペーパー)が5件以上のフロントを選出し、さらにその中から日本の研究機関発の論文が20%を超すフロントを選出。

その後、第一著者、最終著者、連絡著者が日本の研究機関開発の論文が20%を超えるフロントへと絞り込み、少なくとも1本の第一著者/最終著者/連絡著者がホットペーパーであること、またはCitation Topicsのグローバルシェアが最近2年間で伸びていること(30人以上の著者の論文は対象外)を条件として最終受賞者の選出を行ったとしている(加えて、今回は対象者を2001年以降に学位を取得した若手・中堅研究者とした)。





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May 21, 2024

LGディスプレー「超高解像度OLEDoS新技術開発…VR・AR機器狙う」

Screenshot 2024-05-21 08.34.30「われわれはディスプレーが得意だが半導体がなく、SKハイニックスは半導体が得意だが有機ELがないのでシナジーを出してみようという趣旨でした。そうして『ホタルプロジェクト』が誕生しました」。

17日にソウル・麻谷洞(マゴクドン)のLGサイエンスパークで会ったLGディスプレー先行技術研究所のヤン・ジュニョン所長は最近開発に成功した超高解像度OLEDoS新技術の始まりをこのように回想した。
この技術を公開した論文は14日に米サンノゼで開かれた世界最高権威のディスプレー学会SID2024で「今年の優秀論文」に選ばれ、ヤン所長は功労賞を受けた。





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May 10, 2024

北海道大学、鉄を微量に含んだ二次元層状物質における超伝導磁束の液晶状態を観測

webp北海道大学(北大)は5月8日、二次元層状物質である遷移金属「ダイカルコゲナイド化合物」に微量の鉄(Fe)原子をインターカレート(層状物質の層間への他の原子や分子の挿入)することで、超伝導磁束の液晶状態とそのダイナミクスの観測に成功したことを発表した。

同成果は、北大大学院 理学研究院の延兼啓純助教、同・大学大学院 工学研究院の丹田聡名誉教授(現・同・大学大学院 理学研究院所属)らの研究チームによるもの。詳細は、米国物理学会が刊行する物性物理とその関連分野全般を扱う学術誌「Physical Review B」に掲載された。





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May 08, 2024

反芳香族分子からなる液晶材料の創製に成功 ー特有の集積構造の形成と高い電気伝導性の発現ー

Screenshot 2024-05-08 09.03.24京都大学分子工学専攻の関修平教授は、立命館大学生命科学部の前田大光教授らの研究チーム、北里大学未来工学部の渡辺豪教授、名古屋大学大学院工学研究科の忍久保洋教授らと共同で、反芳香族分子の積層3量体からなる配列構造を新たに形成し、半導体特性を示す液晶材料の創製に成功しました。

本研究成果は、2024年4月16日(現地時間)に、「Chemical Science」に掲載されました。

詳細内容 --> コチラ





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May 01, 2024

出光興産 - 有機ELフルカラーディスプレイ実用化への貢献で紫綬褒章を受章

d23740-463-b93fb39f05ddfcc3de5b-3出光興産株式会社社員の舟橋 正和(ふなはし まさかず)が、令和6年春の褒章「紫綬褒章」を受章しました。
紫綬褒章は、科学技術分野における発明・発見や、学術およびスポーツ・芸術文化分野における優れた業績を挙げた個人に授与されます。
今回の受章は、高効率かつ長寿命の青色発光技術の発明により、有機EL発光において実用レベルでの三原色発光が可能となり、近年の有機ELフルカラーディスプレイを搭載した高機能機器の実用化に大きく貢献したことが評価されました。





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九州大学発、有機半導体レーザーダイオードの商業化を目指すKOALA Tech

Screenshot 2024-05-01 08.33.58KOALA Tech(コアラテック)は、九州大学の最先端有機光エレクトロニクス研究センター(センター長:安達千波矢)で開発された有機半導体レーザーダイオード(OSLD)技術の商業化を目指すスタートアップだ。

この技術は、高精細フレキシブルディスプレイを含む有機光・電子デバイスへの応用が期待でき、次世代レーザー光源として注目されている。
代表取締役でCEO/CTOのFatima Bencheikh氏に、テクノロジーの概要や事業展開について聞いた。





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April 23, 2024

屈折率1.8超、分解可能な透明プラスチックを開発

Screenshot 2024-04-23 08.25.14 早稲田大学 理工学術院の小柳津研一(おやいづけんいち)教授、および渡辺清瑚(わたなべせいご)次席研究員、ミュンヘン工科大学 StraubingキャンパスのRubén D. Costa 教授、およびLuca M. Cavinato 博士課程学生らの研究グループは、硫黄を含む水素結合を組み込んだ独自の高分子を設計し、従来達成が難しいとされていた1.8以上の超高屈折率と透明性を両立し、使用後には分解できる新しいプラスチックを開発しました。





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April 10, 2024

電極界面の接触抵抗を約3桁も低減したIGZO-TFT

Screenshot 2024-04-10 08.56.11東京工業大学国際先駆研究機構元素戦略MDX研究センターの辻昌武特任助教とShi Yuhao(施宇豪)大学院生、細野秀雄特命教授らによる研究チームは2024年4月、水素と触媒反応を利用し、金属と半導体界面の接触抵抗を従来に比べ約3桁も低減させた「アモルファス酸化物半導体(IGZO:InGaZnOx)トランジスタ」(IGZO-TFT)の開発に成功したと発表した。

 IGZO-TFTは、フラットパネルディスプレイ(FPD)用途で広く採用されているIGZO技術をベースとした薄膜トランジスタ(TFT)。移動度が高く高速での読み書きが可能なため、キャパシターが不要な次世代2T0C(2トランジスタ/0キャパシター)メモリなどへの応用が期待されている。ただ、TFTをnmスケールで集積していくと、金属と半導体界面の接触抵抗が大きくなり、移動度や電力消費などに悪影響を及ぼしていた。





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April 09, 2024

高性能シリコン太陽電池を安全に製造する技術を確立、東工大

Screenshot 2024-04-09 09.15.28東京工業大学は2024年3月14日、次世代の太陽電池として期待されているシリコンヘテロ接合(SHJ)太陽電池用の水素化アモルファスシリコン(a-Si:H)を、既存手法で用いる強い爆発性/毒性を持つSiH4(モノシラン)ガスを使用せずに、実用的な製膜速度でシリコンウエハー上に形成することに成功したと発表した。

 SHJ太陽電池は、理論効率である29%に迫る26.8%の発電効率を示すなど、次世代の高性能太陽電池として期待されている。SHJ太陽電池の高い効率は、a-Si:Hをシリコンウエハー表面のパッシベーション層(ウエハー表面でのキャリア再結合を抑制する層)として用いることに起因している。一方で、a-Si:H層の形成プロセス(プラズマCVD法、Cat-CVD法)では、強い爆発性/毒性を持つSiH4ガスを使用するため、太陽電池における主流となっているPERC(Passivated Emitter and Rear Cell)型の構造を持つ結晶シリコン太陽電池に比べて製造コストが高いことが課題となっている。





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April 08, 2024

【名城大学】窒化ガリウム面発光レーザーにて 20%を超える電力変換効率を初めて実証 -AR/VRディスプレイなどへの応用に期待-

Screenshot 2024-04-08 08.59.30名城大学理工学部材料機能工学科の竹内哲也教授、上山智教授、岩谷素顕教授、および産業技術総合研究所先端半導体研究センターの亀井利浩研究主幹の研究グループは、AR/VRディスプレイやポイントオブケア検査(ポータブル分析器などを用いて、患者の近くでリアルタイムに行う検査)などへの応用が期待される窒化ガリウム面発光レーザー(波長420 nm)にて、20%を超える電力変換効率を初めて実証しました。





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April 04, 2024

高性能シリコン太陽電池、東工大が危険ガス使わぬ製造手法開発

Screenshot 2024-04-04 09.10.57東京工業大学の宮島晋介准教授と李莎莎大学院生は、高性能なシリコン太陽電池を安全に製造する手法を開発した。結晶シリコンの表面に強い爆発性と毒性を持つ原料ガス(SiH4ガス)を使わずに、高速かつ低ダメージでキャリア再結合抑制効果の高い薄膜を形成する。シリコンヘテロ接合太陽電池の低コスト化につながる。

宮島准教授らは、シリコンヘテロ接合太陽電池向けの水素化アモルファスシリコンについて、スパッタ法の一つである「対向ターゲットスパッタ」を使うことで、SiH4ガスを用いずに形成できることを確認した。





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March 18, 2024

有機EL研究、振り返る 山形大・城戸教授が最終講義、成功の心得伝授

Screenshot 2024-03-18 09.33.25有機EL研究の第一人者・山形大の城戸淳二卓越研究教授(65)が本年度末で定年退職を迎えるのを前に、最終講義が15日、米沢市の同大米沢キャンパスで開かれた。城戸教授は限られた予算、設備から始まった研究生活を振り返り、科学者として成功するための心得を学生に伝授した。  

城戸教授は1989年に助手として同大に着任した。着任当初、大学内の実験装置は限られ、「フラスコからのスタート」だったという。他の機関の設備を借りるなどして、研究を進めてきた。93年に世界で初めて白色有機EL素子の開発に成功。高効率化、長寿命化などで成果を上げ、有機EL研究の拠点化に貢献してきた。





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March 11, 2024

静岡大が色あせないカラーフィルム、フレキシブルディスプレーなどに期待

shizuoka univ 1静岡大学の研究グループは、金ナノ粒子を着色剤とするカラーフィルムを開発した。顔料や染料を使う手法よりも発色性が高く、半永久的に色あせない。柔軟性と伸縮性を持たせられる他、金ナノ粒子の大きさや形状を変えることで、青や緑、マゼンタなど、さまざまな色のカラーフィルムを作製できる。

 大面積の製造が可能になれば、宇宙などの過酷な環境で使うカメラのカラーフィルターや、フレキシブルディスプレーなどへの応用が期待できるという。







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March 04, 2024

液晶メーカー・ジャパンディスプレイ(JDI)がヘルステックに参入 産学連携でドライバーの健康管理

JDI yOCL6b5Tp産業用や車載用の様々な製品に向け液晶モジュールを提供するジャパンディスプレイ。新しくB to Bサービスとして開始するのは、スマートリングによる従業員の健康管理だ。岡山大学などと共同で、ドライバーの健康管理と輸送の安全性向上に向けた共同研究にも着手する。

ジャパンディスプレイ(JDI)は、スマートリングによる健康見守りサービス「Virgo(ヴァーゴ)」の提供を開始すると2024年2月6日に記者会見で発表した。まずは、従業員の健康状態を把握・改善したい企業や組織向けに提供する計画だ。

JDIは国内電機メーカーの液晶ディスプレイ事業の中でも、中小型液晶パネル事業を再編して2012年に発足した企業だ。主力事業では10年連続で赤字が続いており、2019年からはいちご・アセットマネジメントグループの支援の下で経営再建を目指している。現CEOのスコット・キャロン氏はいちごグループの創業者だ。





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March 01, 2024

日本電気硝子が厚さ200μm以下の超薄板ガラスを開発、高耐熱性のITO形成にも対応

Screenshot 2024-03-01 09.04.32日本電気硝子は「nano tech 2024 第23回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(2024年1月31日~2月2日、東京ビッグサイト)に出展し、開発した超薄板ガラス「G-Leaf」や超薄板ガラスと樹脂積層体を組み合わせた「Lamion[フレキシブル]」、紫外線遮蔽超薄板ガラス、化学強化専用超薄板ガラス「Dinorex UTG」のサンプルを披露した。

直径3mmの折り曲げにも対応するタイプも用意  

G-Leafは厚さ200μm以下の超薄板ガラスで、ガラスのフィルム化を実現している。薄くて軽く、ロールtoロールプロセスの適用や配送の効率化に対応する。耐熱性やガスバリア性などガラスの特性を保持しているため機能性も高い他、板厚が薄く曲げにより生じる引っ張り応力も小さい。そのため、曲げ半径が小さくなっても破壊することがなく、フレキシブル性に優れる。日本電気硝子のブース説明員は「ここまで薄く平滑なガラスを製造できる会社はグローバルでみても数社しかない」と語る。





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February 27, 2024

3%の添加で高効率円偏光発光フィルムを実現するキラル誘起材を北里大などが開発

webp227北里大学、茨城大学、青山学院大学(青学)の3者は2月22日、重量比わずか3%添加するだけで、有機ELデバイスなどに用いられる汎用発光性ポリマー「ポリ(9,9-ジオクチルフルオレン-コ-ベンゾチアジアゾール)」(F8BT)を円偏光発光性の色素材料に変えるキラル誘起添加剤を開発したことを共同で発表した。

同成果は、北里大 理学部の長谷川真士講師、同・真崎康博教授、茨城大大学院 理工学研究科(理学野)の西川浩之教授、青学 理工学部 化学・生命科学科の長谷川美貴教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、ナノテクノロジーを含む材料科学に関する学際的な分野を扱う学術誌「Advanced Functional Materials」に掲載された。





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自動車向け液晶調光フィルムをより高機能に、世界トップクラスの水準を誇る中国ベンチャーが20億円調達

g1116oswg856_img_jpg液晶調光フィルムの開発・製造・販売を手がける中国企業「隆昇光電(ChiefWay)」(全称、上海隆昇光電新材料)がこのほど、シリーズB+で毅達資本と安誠資本から1億元(約20億円)近くを調達した。資金は、生産ライン建設、設備調達、人材獲得および研究開発に充てられる。

社長の潘烜氏によると、隆昇光電の中心メンバーは2005年から調光フィルムの開発に携わるベテランで、調光フィルム・ガラスの国家基準の策定にも参画している。また、同社は蓄積してきた技術力や大量の実施例はもとより、サプライチェーンの上流から下流までを網羅するリソースを保有しているという。

調光フィルムは、自動車のサンルーフガラスやリアガラスなどに活用される。大開口のサンルーフと調光フィルムを組み合わせれば、断熱・保温効果と開放的な車内空間を両立でき、省エネと温室効果ガスの排出削減にもつながる。





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