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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

J_Japan Display

17 Mar

INCJ、JDI株の売却完了 1500億円回収不能に

 経営不振が続く液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)を支援していた政府系ファンドINCJ(旧産業革新機構)は14日、保有していたJDI株の売却が完了したと発表した。
出資と融資を合わせて累計4620億円を支援したが、回収額は3073億円と、1547億円が回収不能に陥った。
志賀俊之会長は「66%の回収にとどまり、申し訳ない」と謝罪するコメントを発表した。





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6 Mar

JDI、26年春入社の新卒採用見送り 液晶需要落ち込みで

ジャパンディスプレイ(JDI)はこのほど、2026年春に大学や大学院を卒業する学生を対象とした新卒採用を見送ると発表した。
液晶パネルの需要落ち込みや工場の生産終了に伴う特別損失で、25年3月期は11期連続で最終赤字を見込むなど厳しい経営状況にあるため。新卒者の採用見送りは22年春以来になる。

25年春入社の新卒採用は1桁台、24年と23年は15人程度が入社していた。





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4 Mar

KDDI, JDI, 液晶反射板でミリ波を反射させ、屋外ビル間をエリア化する実証に成功

KDDI、KDDI総合研究所、ジャパンディ(以下 JDI)は、電波の反射方向・範囲を変更できる可搬型のミリ波(28GHz帯)用液晶メタサーフェス反射板(以下 液晶反射板)を開発し、ミリ波の電波が届きにくい屋外のビル間に電波を反射させてエリア化する実証を2025年2月25日に成功しました。








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27 Feb

千葉県知事、JDI茂原工場売却巡り「丁寧な説明を」

48839025022025000000-1千葉県の熊谷俊人知事は25日、ジャパンディスプレイ(JDI)が発表した茂原工場(千葉県茂原市)の売却について、「人員の見通しや今後のスケジュールなどについて従業員の方に丁寧な説明をお願いしたい」と述べた。






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18 Feb

「予想通り」赤字拡大のJDI、半導体パッケージング事業で収益確保へ

Screenshot 2025-02-18 11.55.02ジャパンディスプレイ(JDI)は2025年2月13日、2024年度第3四半期(2024年10~12月)の業績を発表した。売上高は前年同期比33%減の405億円、営業利益は同20億円減で83億円の赤字だった。当期純利益は同227億円減で319億円の赤字だった。

 コア事業の車載/スマートウォッチ/仮想現実(VR)などは顧客需要の軟化で減収。ノンコア事業の液晶スマートフォンは戦略的な事業縮小によって減収した。営業利益は、製品ミックスの改善と固定費の削減を行ったものの、売上高減少の影響が大きく損失が拡大した。

「1日も早くディスプレイ以外の収益源を」
 JDIの会長兼CEOを務めるスコット・キャロン氏は業績について「予想通りだった」と述べ、背景として、ディスプレイ産業が収益を上げにくい構造的な問題があると説明した。半導体やセンサー、マイクロディスプレイは開発が進むと原則小型化していくのに対し、汎用ディスプレイは大型化していく。ディスプレイは大型化すると基板当たりの製品数が減少して設備投資も大きくなる一方で、販売単価は完全に連動するわけではないため、事業の経済性が減少していくのだという。 






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14 Feb

ジャパンディスプレイ、米国に有機ELディスプレーの新工場設立へ 米オーレッドワークスと資本業務提携

ジャパンディスプレイ(JDI)は2月12日、有機EL(OLED)ディスプレーを手掛ける米オーレッドワークスと、米国でのディスプレー工場新設に向けた資本業務提携を締結したと発表した。
新工場の設立が実現すれば、JDIとしてはアジア圏外初のディスプレー工場となる。

JDIは13日に決算発表会を控えており、詳細を明らかにする見込み。

業務提携するオーレッドワークスは、主に車載向けOLEDディスプレーなどを製造しており、JDIの米子会社がオーレッドワークス株を6.69%保有しているなどつながりがある。






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13 Feb

ジャパンディスプレイ(JDI)が主力の茂原工場の生産終了へ、eLEAPはファブレス展開を協議、賞与カットなども実施

JDI茂原_20250212-ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2025年2月12日、2026年3月をめどに液晶パネルの主力工場である茂原工場(千葉県茂原市)での生産を終了すると発表した。

同工場は、売却を主眼とするAIデータセンターとしての活用を見込む。今年3月には鳥取工場(鳥取市)の生産も終了する予定で、今後、JDIの国内生産は石川工場(石川県能美郡)に集約する方針だ。国内生産は1工場体制にシフトする見通し。

また、同社が注力する次世代有機EL(OLED)ディスプレイ「eLEAP」については「ファブレス事業展開とグローバルエコシステムの構築に向けて、eLEAPパネルの委託生産先となるファウンドリーパートナーと協議している」と説明している。







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26 Dec

苦境・日産とホンダの統合にワクワクしない理由――「日の丸液晶」ジャパンディスプレイの二の舞ではないのか

JDI d335a3378526電機敗戦の次は自動車敗戦?

株式市場関係者や業界で長年、言われてきたことが、ついに現実になろうとしている。

 12月23日、ホンダと日産自動車は「経営統合に向けた協議に入った」と正式に発表した。まだ確定ではないが、25年6月に最終契約を結んで共同持ち株会社を設立し、26年8月にはその会社を東証プライムに上場するという。ホンダ、日産のブランドは持ち株会社の傘下となり、三菱自動車もそこに加わることを検討する。

 今回の3社統合は、日本のコンシューマー・エレクトロニクスが終焉を迎えた時の姿と見事に重なる。






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11 Dec

中国での量産“暗礁”、JDIの死活問題「次世代有機EL」の多難

jdi-09081fb77efd経営再建中のジャパン・ディスプレイ(JDI)にとって、独自技術による次世代有機ELパネル「eLEAP(イーリープ)」は、起死回生の切り札となる技術だ。2024年は大規模量産化をめぐる中国の地方政府との交渉が暗礁に乗り上げるなど、多難な年だった。

イーリープは従来型の有機ELと比べて輝度が2倍、寿命を3倍に延ばせる。さらに曲線を持つ自由な形状も作れるなどの特徴がある。25年3月期に11期連続で連結当期赤字を見込むJDIにとって、イーリープの事業化は死活問題になる。

JDIでは23年9月、中国・蕪湖市の技術開発区と基本合意書(MOU)を結び、将来的に現地で工場を稼働し、イーリープの量産に乗り出す方針だった。ところが最終契約の交渉は度々延期され、24年10月には計画が白紙撤回された。






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4 Dec

JDI、イノラックスと車載用有機ELパネル提携 27年量産

JDI Innolux  22024000000-2ジャパンディスプレイ(JDI)は3日、台湾の群創光電(イノラックス)と有機EL技術で戦略提携を結んだと発表した。イノラックス子会社の車載パネル会社と組み、独自の有機EL技術をつかったパネルを車載向けに販売する。2027年に32型の車載用パネルをJDIの茂原工場(千葉県茂原市)で量産する計画だ。

JDIの有機EL技術「eLEAP(イーリープ)」を車載向けに適用し、速度表示やカーナビ画面などを統合した大型の車載パネルとして提供する。同じ大きさの液晶パネルと比べて15%明るく、消費電力を 76%抑えられるという。内装デザインに合わせて画面を自由にレイアウトできる特長もある。






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4 Dec

JDI、世界初eLEAP×HMO技術の32型車載用ディスプレイ

JDI j01_sジャパンディスプレイ(JDI)は、高輝度・長寿命を特徴とする次世代有機ELディスプレイ“eLEAP”の新製品として、バックプレーンにHMO技術を採用した「32型車載用ディスプレイ」を開発した。eLEAPとHMOを組み合わせた、車載向けの大型自由形状ディスプレイの開発は世界初という。

eLEAPは、世界初のマスクレス蒸着とフォトリソを組み合わせた方式で画素を形成することで、大型かつ自由な形状の設計が可能な有機ELディスプレイ。従来の有機ELディスプレイに対し、約2倍の高開口率を持ち、かつ特に車載用途で求められる長寿命化を実現できる。

今回開発した車載用ディスプレイには、eLEAPバックに加え、バックプレーン技術にHMO(High Mobility Oxide)を採用。HMOの特徴である高耐圧特性(高電圧/大電流)により、高輝度化を実現。さらに高リフレッシュレート駆動や低周波駆動による低消費電力化を可能にした。






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22 Nov

JDI、微生物増殖の様子を透過光で連続観察かつ高速解析できるシステム「SOLTIMO」を開発

4020112024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は11月20日、微生物増殖の様子を透過光で連続観察かつ高速解析できるシステム「SOLTIMO」を開発したことを発表した。

同システムは、大面積のTFT光センサで検体が塗抹された固形培地と呼ばれる試料の透過光を観測することで、リアルタイムで微生物の増殖の観察とデータ解析をすることができるモニタリングシステムで、微生物の増殖を観察する際の微生物培養装置(インキュベーター)から固形培地を取り出して観察するといった作業の手間を省くことが可能となる。






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14 Nov

ジャパンディスプレイ、「やめる勇気もある」赤字拡大、ディスプレー一本足から転換

JDI N4ikl42B液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は13日、2025年3月期の業績予想を下方修正し、純損益が393億円の赤字になると発表した。

今年5月時点の予想より赤字幅が127億円拡大した。売上高は418億円引き下げて1800億円を見込む。車載用やスマートウォッチ向けのディスプレー販売が苦戦しそうだという。株式上場以来11期連続の赤字となりそうだ。

 ディスプレー専業メーカーで売上高のほとんどをこの事業で稼ぐ同社だが、スコット・キャロン会長兼最高経営責任者(CEO)は同日の決算説明会で、「一本足打法、やめさせていただきます」と宣言した。本業だけでは赤字から脱却できないとして、事業の多角化を進めるという。






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24 Oct

JDI、中国での有機EL工場建設いったん白紙に 最終契約に至らず

ジャパンディスプレイ IMG_20241025_141215液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は23日、中国安徽省での有機ELディスプレーの工場建設について、地元の経済技術開発区と最終契約の締結に至らなかった、と発表した。10月末までに完了するとしていた覚書を延長しないと決めた。






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19 Sep

「負け組」からの脱却なるか JDIが新技術を続々発表-- 電子ブックレットに再編集

JDI jyht4T7u「EE Times Japan」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、2014年3月の株式上場後、10年連続で赤字のジャパンディスプレイ(JDI)が、再起をかけて発表している新製品/新技術に関する記事をまとめました。

今回は、2014年3月の株式上場以降、10期連続の赤字決算に苦しむジャパンディスプレイ(JDI)が、再起をかけて発表している新製品/新技術に関する記事をまとめた。







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11 Sep

Apple Vision向けOLEDマイクロディスプレイをJDIが開発供給か

Vision-Pro-display
Apple Vision Proの普及モデル(仮称:Apple Vision)向けOLEDマイクロディスプレイの開発を、ジャパンディスプレイ(JDI)とSamsung Displayが担当する可能性が高いと、韓国メディアThe Elecが報じました。

Apple Vision向けOLEDマイクロディスプレイの画素密度は1,500ppi程度になるとみられており、Apple Vision Proの画素密度である3,391ppiよりも低く、歩留まり率の向上と製造原価削減が実現されると考えられています。

The Elecによれば、JDIは既にAppleに対して1,500ppiのヘッドセット用OLEDマイクロディスプレイのサンプルを出荷したとのことです。






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4 Sep

iPhoneの「液晶」機、全消滅へ。次期SE4の「有機EL」供給はBOEとLG、日経報じる

smhRpi-apple-iphone-se-2nd-gen日本経済新聞社は、9月3日、米Apple社が2025年以降のスマートフォン「iPhone」において、全機種で有機EL(OLED)パネルを採用すると報じました。

 iPhoneは、2017年のiPhone Xにおいて有機ELを採用。その後、上位モデルで採用を拡大。現在は廉価モデル「iPhone SE」系統において、液晶パネルを採用しています。これを切り替えるとのこと。

 日本国内勢としてジャパンディスプレイ(JDI)とシャープだけがスマートフォン向けの液晶を生産しており、2015年前後にはiPhone向けでシェア7割を占めていたものの、供給網から姿を消すことになるといいます。






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20 Aug

ジャパンディスプレイ(JDI)の24年度1Qは赤字幅が半減、車載やOLEDが好調

jdi 82024000000-1ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2024年8月9日、2025年3月期(2024年度)第1四半期(4~6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比6%増の559億円、営業利益は同68億円増で70億円の赤字、純利益は同57億円増で65億円の赤字になった。

 車載およびスマートウォッチ/VR(仮想現実)での売り上げ増加に加え、製品ミックス改善や固定費削減、在庫効率化によって損失を大幅に圧縮。EBITDAは51%、営業利益は49%、純利益は53%の改善となった。 

 JDIのCEO(最高経営責任者)を務めるスコット・キャロン氏は、「赤字があっていいとは思っておらず、大幅な改善だが、これでは不十分だと認識している」としつつも、「前年同期比で損失を大幅圧縮できた。黒字転換に向け着実に進んでいる」とコメントした。

 2024年度通期予想については2024年5月発表のものを据え置いた。売上高は前年度比174億円減の2218億円、営業利益は同159億円増で182億円の赤字、純利益は同177億円増で266億円の赤字となることを予想。EBITDAは下期に黒字化を達成するとしている。






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15 Aug

JDI、4〜6月最終赤字65億円に半減 工場売却益を計上

jdi 82024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)が9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、最終損益が65億円の赤字(前年同期は122億円の赤字)だった。車載向けなどのディスプレーの出荷が増えた。為替差益や工場の売却益を特別利益に計上した。
赤字幅はほぼ半減したものの、液晶パネルの構造的な供給過剰によって最終赤字が続く。

売上高は前年同期比6%増の559億円、営業損益は70億円の赤字(同138億円の赤字)だった。車載向けディスプレーの新製品やスマートウオッチ向けの有機ELパネルの需要が増えた。





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7 Aug

“世界初”の「自動車用液晶パネル」登場!パネル操作者を識別・異なる映像流し誤操作防止へ 「能力の拡張」が市場競争力握る

Screenshot 2024-08-07 06.16.46ジャパンディスプレイは、一つの画面で異なる映像を見せる、自動車用液晶パネルを発表した。タッチする人を識別し、誤操作を防ぐ。専門家は、新技術をユーザーの「強いニーズ」に結びつけることがビジネス成長の鍵を握ると指摘する。

一つの液晶パネルの画面に、異なる二つの映像を同時に流せる商品が登場する。
ジャパンディスプレイが発表した自動車用の新たな液晶パネルは、運転手と、助手席に座っている人に、一つの画面でそれぞれ別の映像を見せることができる。





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27 Jun

ジャパンディスプレイ 液晶メタサーフェス反射板紹介 展示充実で理解を促進

Screenshot 2024-06-26 23.06.365Gネットワークの電波を自在に反射し、ビルや樹木など障害物の影に届ける「液晶メタサーフェス反射板」の実用化が近づく。開発元のジャパンディスプレイ(JDI)は電波の反射方向を無線制御できるデモ機を完成させ、COMNEXT 2024に出展。これに先立ち、開発責任者らが同技術を解説した。

 デモ機は反射板を保護するレドームやスマートフォンによる操作機能を備え「製品に近い形にした」(同社R&D本部要素開発部岡真一郎部長)。携帯電話キャリアやアンテナ関連企業、スマートファクトリーなどに局所的5Gネットワークを構築するローカル5G関連企業を引き付ける。実地試験を希望する企業にはデモ機を貸し出す。





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24 Jun

株価低迷、総会で「おわび」 JDI会長、収益改善急ぐ

JDI Chairman経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は22日、東京都内で定時株主総会を開いた。
スコット・キャロン会長は冒頭、業績不振による株価の低迷について「心よりおわび申し上げます」と陳謝した。総会には93人の株主が来場。キャロン氏ら取締役6人の選任など全2議案を可決し、1時間39分で終了した。





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13 Jun

JDI、様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインターフェイス ZINNSIA(ジンシア)の開発

Screenshot 2024-06-12 16.40.25当社(ジャパンディスプレイ)は、様々な素材の表面をタッチパネルへ変貌させるインター フェイス ZINNSIA(ジンシア)を開発しましたのでお知らせいたします。
ZINNSIA は、木材、大理石、表皮、布、石膏ボードなど、これまでセンサーとして使用することが難しかった素材でも 、指の動きを検知することを可能にする、革新的なインターフェイスです。
多くの素材に対応することができるため、幅広い市場、製品への展開が可能となります。 







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10 Jun

赤字が続くJDI、頼みの綱は次世代有機EL「eLEAP」、ついに量産へ

f072d37cdc50d70fジャパンディスプレイ(JDI)が、次世代OLEDである「eLEAP」の事業をいよいよ本格化させる。
 ジャパンディスプレイのスコット・キャロン会長 CEOは「JDIにとって文字通り将来を担うのが次世代OLEDのeLEAPである。世界初、世界一となる唯一無二の技術であり、競合他社とテクノロジーの差別化ができ、業績回復の根本的な解決策になる。eLEAPが今後の飛躍的な成長を牽引することになる」と語る。

eLEAFは、JDIが確立した設計ノウハウやプロセスノウハウを駆使。従来のOLEDで用いられていたメタルマスク(FMM蒸着方式)による製造ではなく、マスクレス蒸着とフォトリソ方式を組み合わせた生産方法を採用しているのが特徴だ。生産コストを30%削減できるメリットがあるほか、従来のOLEDに比べて約2倍の高輝度を達成しながら、3倍の長寿命を実現。薄型、軽量、高コントラスト、高速応答などの特徴を持つ。





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24 May

悲願の「eLEAP」量産へ、背水のジャパンディスプレイが見出した光明

目次
- 終わらない減収と赤字、競争環境も厳しいが、光明も?
- 社運を賭けた「eLEAP」、悲願の量産へ
- 「いまは負け組」のJDI、「eLEAP元年」の有言実行なるか


Screenshot 2024-05-24 06.54.55ジャパンディスプレイ(JDI)が、長いトンネルから抜け出すタイミングが、ようやく訪れるのかもしれない。 同社が発表した2023年度(2023年4月~2024年3月)連結業績は、売上高は前年比11.7%減の2391億円。EBITDAは、前年度のマイナス361億円から改善したものの、マイナス282億円の赤字。営業利益もマイナス443億円の赤字から回復したが、マイナス341億円の赤字となった。
当期純利益は赤字幅が拡大し、前年度のマイナス258億円から、マイナス443億円の赤字となっている。 一方、2024年度(2024年4月~2025年3月)連結業績見通しは、売上高は前年比7.3%減の2218億円、EBITDAはマイナス117億円の赤字、営業利益はマイナス182億円の赤字、当期純利益はマイナス266億円の赤字の計画だ。





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15 May

「負け組」JDI、年内量産立ち上げの次世代OLEDが「われわれの将来を担う」

Screenshot 2024-05-15 08.36.21ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2024年5月13日、2024年3月期(2023年度)通期連結決算を発表した。売上高は前年度比12%減の2392億円、営業利益は同102億円増で341億円の赤字、純利益は同185億円減で443億円の赤字だった。2014年3月の株式上場後、赤字は10年連続となった。

同日開催した決算説明会で、JDIのCEO(最高経営責任者)を務めるスコット・キャロン氏は、「また赤字となり恥ずかしい。一日も早く赤字脱却を図らなければならない。小さな取り組みだけでは黒字転換できるとは思っていない。技術を含め、抜本な改革、変革をしなければならない」とコメント。徹底的な固定費削減や生産性向上を進めるなど「筋肉質な」経営体質を目指すと同時に新技術/商品/事業創出などを進めるとした。





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14 May

液晶パネル大手JDIが11年連続の赤字へ 原料、加工費高止まりで不振続く

液晶パネル大手ジャパンディスプレイ(JDI)は13日、2025年3月期連結決算の純損益が266億円の赤字になるとの業績予想を発表した。赤字になれば11年連続。原料や加工費の高止まりでスマートフォン向けなど液晶ディスプレーの不振が続く。売上高は7・3%減の2218億円を見込む。

同日発表した24年3月期連結決算は、売上高が11・7%減の2391億円、純損益が443億円の赤字(前期は258億円の赤字)だった。





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2 May

JDIが有機ELディスプレイ「eLEAP」量産へ、輝度1600nitsのノートPC用製品も発表

jdi_embedded_24041801ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年4月16日、有機ELディスプレイ「eLEAP」の量産化に向けた進捗状況と、14インチ型ノートPC用製品「14型eLEAP」を発表した。

 eLEAPは、マスクレス蒸着とフォトリソグラフィーを組み合わせた方法で画素を形成する。同社はeLEAP量産技術の開発に成功しており、2024年12月に量産を開始する。茂原工場(千葉県茂原市)に設置した第6世代の量産ラインでは、同年4月時点で歩留りが計画を上回る60%以上に達し、量産に向けて調整が進んでいる。





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19 Apr

JDI、次世代有機ELディスプレイ「eLEAP」を24年12月に量産開始へ

JDI_240418jdi01ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年4月、独自の方法で画素を形成する有機ELディスプレイ(OLED)「eLEAP」の事業化について、その概要を発表した。2024年12月にも茂原工場(千葉県茂原市)でeLEAPの量産を始める。また、従来のOLEDに比べ約3倍のピーク輝度を実現したノートPC向け「14型eLEAP」も新たに開発した。  

eLEAPは、ファインメタルマスク(FMM)を全く使わず、有機材料を基板上に蒸着させ、フォトリソ方式でOLED画素を生成する。eLEAPの発光領域は60%(精細度300ppi相当)まで高められるという。これはFMM方式のOLEDに比べ2倍以上だ。JDIは、これによってピーク輝度や寿命を飛躍的に向上できるとみている。





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17 Apr

ジャパンディスプレイ(JDI)、ノートパソコン向け有機ELパネルを開発 輝度3倍

JDL 95016042024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は16日、ノートパソコン向けに14インチの有機ELパネルを開発したと発表した。従来の有機ELパネルと比較して輝度が約3倍となる。

すでに国内外のノートパソコンメーカーから引き合いがある。中国地方政府などと進めている有機ELパネル工場の建設協議が続いていることから量産については未定だ。





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9 Apr

10億円の返還確定 ソニーや東芝のディスプレイ事業統合して作ったジャパンディスプレイ

ジャパンディスプレイが白山市から受け取った10億円の助成金をめぐる裁判で最高裁判所はジャパンディスプレイ側の上告を受理しない決定をしました。

この問題は、ジャパンディスプレイが、白山市から10億円の助成金を受け取ったにもかかわらず、操業を停止したことから市が返還を求めたものです。





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5 Apr

ジャパンディスプレイ(JDI)、香港の照明向け部品企業と提携 液晶を拡販へ

74220004042024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は4日、照明を制御する基板や部品などを手掛ける香港のGREアルファエレクトロ二クスと提携したと発表した。

GREアルファが、JDIのスマート照明向けの液晶「LumiFree(ルミフリー)」に対応した基板の品ぞろえを拡充する。GREアルファの基板を使うことで照明機器メーカーは開発の手間を省け、ルミフリーの販売拡大につながるとみている。





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2 Apr

ジャパンディスプレイ(JDI)、特別利益17億円 愛知の工場売却で

001042024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は1日、液晶パネルを生産していた東浦工場(愛知県東浦町)の売却が完了したと発表した。

イメージセンサー設計・開発のソニーセミコンダクタマニュファクチャリング(熊本県菊陽町)に売却し、2025年3月期に譲渡益約17億円を特別利益として計上する。続きを読む »
29 Mar

JDI、次世代有機ELの中国工場また延期 当局の承認に時間 10月末までに最終契約

JDI Chairmanジャパンディスプレイ(JDI)は28日、中国の安徽省蕪湖市で建設を目指す次世代有機EL工場について、蕪湖市との最終契約の予定日を3月末から10月末に延期したと発表した。

延期は昨年12月に続き2度目。

JDIは「中国関係当局からの承認を得るための申請書類作成に想定以上の時間を要しているため」と説明している。





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28 Mar

ジャパンディスプレイ、中国で背水の陣 上場10年で株価は40分の1に (下)

Screenshot 2024-03-27 09.02.07....(上)より続く

総額1000億円を超す前受金の返済負担は、JDIがシャープに工場と土地を約400億円で売却するまで続いた。
JDIはリストラなど構造改革に乗り出したものの液晶離れに歯止めがかからず、19年9月末には1000億円超の債務超過に陥った。 20年には独立系運用会社、いちごアセットマネジメントが計1100億円を支援し債務超過は解消されたものの、業績が厳しいのは変わらない。

22年の液晶パネル市場は16年比9%縮小し869億ドル(約13兆円)となった一方、有機EL市場は3倍の414億ドルまで拡大した。JDIも有機EL事業は営業黒字だが、市場シェアはわずか0.6%だ。
いちご社長でJDI会長兼最高経営責任者(CEO)を務めるスコット・キャロン氏は「重厚長大型の投資はせず、アセットライト(資産圧縮)を目指す」と話し、26年3月期の最終黒字化を掲げる。







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27 Mar

ジャパンディスプレイ、中国で背水の陣 上場10年で株価は40分の1に (上)

Screenshot 2024-03-27 08.56.49ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年3月、株式上場(2014/3/19)から10年を迎えた。

東芝、日立製作所、ソニーグループの中小型液晶事業が統合し発足したが、中国や韓国のパネルメーカーとの競争に敗れ一時は債務超過となった。
株価は上場後の高値から約40分の1に沈む。稼ぐ力が細る中、運用会社傘下で中国企業との提携にかける。

2月、千葉県茂原市にあるJDIの主力工場で、最新の製造装置の搬入が完了した。同社が経営再建の柱に据える新型の有機ELパネル「eLEAP(イーリープ)」を25年1月までに量産するためだ。通常の有機ELパネルと比べ輝度が2倍高く、寿命も3倍長いという。

JDIはまず茂原工場でスマートウオッチ向けに1.4インチの小型パネルを生産し、数年内に国内外で車載やタブレットPC向けに対応する。

JDIは12年、経済産業省傘下の産業革新機構(現INCJ)が主導し発足した。出資比率はINCJが7割、旧3社が1割ずつ。14年3月19日の新規株式公開(IPO)にこぎつけたまでは良かったが、直後に業績を下方修正した。 株価は公募価格900円を一度も上回ることはなく、3月26日時点の株価は22円と低迷する。
経産省が主導する国家プロジェクトにもかかわらず、多くの投資家を失望させた格好だ。続きを読む »
4 Mar

液晶メーカー・ジャパンディスプレイ(JDI)がヘルステックに参入 産学連携でドライバーの健康管理

JDI yOCL6b5Tp産業用や車載用の様々な製品に向け液晶モジュールを提供するジャパンディスプレイ。新しくB to Bサービスとして開始するのは、スマートリングによる従業員の健康管理だ。岡山大学などと共同で、ドライバーの健康管理と輸送の安全性向上に向けた共同研究にも着手する。

ジャパンディスプレイ(JDI)は、スマートリングによる健康見守りサービス「Virgo(ヴァーゴ)」の提供を開始すると2024年2月6日に記者会見で発表した。まずは、従業員の健康状態を把握・改善したい企業や組織向けに提供する計画だ。

JDIは国内電機メーカーの液晶ディスプレイ事業の中でも、中小型液晶パネル事業を再編して2012年に発足した企業だ。主力事業では10年連続で赤字が続いており、2019年からはいちご・アセットマネジメントグループの支援の下で経営再建を目指している。現CEOのスコット・キャロン氏はいちごグループの創業者だ。





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16 Feb

OLEDが「快進撃を継続」も、液晶は引き続き大幅赤字 JDI決算

ジャパンディスプレイ(以下、JDI)は2024年2月9日、2024年3月期(2023年度)第3四半期(2023年10~12月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比13%減の605億円、営業利益は同44億円増で62億円の赤字、純利益は同35億円減で93億円の赤字となった。

同社がコア事業と位置付ける車載およびスマートウォッチ/VR(仮想現実)など向けは堅調に推移したが、ノンコア事業であるスマホ向け液晶など戦略的縮小を進めたことなどによって減収となった。一方で、営業利益は固定費削減効果やスマートウォッチ向けOLED(有機ELディスプレイ)の黒字化などの製品ミックス改善によって大幅に改善した。ただ、純利益は前年同期に計上した特別利益の剥落や、LCDの関連資産で18億円の減損損失を計上したことが響き、赤字幅が拡大している。





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13 Feb

ジャパンディスプレイの4〜12月、最終赤字379億円に拡大

ジャパンディスプレイが9日発表した2023年4〜12月期の連結決算は、最終損益が379億円の赤字(前年同期は173億円の赤字)だった。エネルギー価格の上昇や資材高で採算が悪化した。不採算のスマートフォン向けや車載向けの液晶ディスプレーから撤退を進める中、液晶の関連資産で109億円の減損損失を計上したことも響いた。

売上高は前年同期比13%減の1803億円。非中核と位置づけ、不採算製品の撤退を進める液晶スマホ向けの売り上げは58%減だった。中核事業は車載向けが1%減、ウエアラブル端末など非モバイル向けが18%増だった。車載向けは利益率の低い汎用品の撤退を進めている。営業損益は276億円の赤字(前年同期は223億円の赤字)だった。





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7 Feb

ジャパンディスプレイ(JDI)がスマートリングによるセルフケアサービス発表、独自開発のOPDセンサー搭載

JDI sp_240207jdi_01ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年2月6日、東京都内で会見を開き、フレキシブル基板上に形成したOPD(Organic Photo Detector:有機光検出器)センサーを搭載するスマートリングを用いた企業/団体向けの健康見守りサービス「Virgo(ヴァーゴ)」を発表した。
スマートリングと連携するスマートフォンアプリやクラウドアプリケーションなども自社で開発しており、心拍数、血中酸素ウェルネス、睡眠時間、歩数、消費カロリーなどの日常生活における健康管理に必要なライフログを自動的に取得可能で、保健師などの有資格者によるアドバイスや健康に関する情報の提供により利用者の健康意識の向上や行動変容のサポートといった“セルフケア”に主眼を置いたサービスとなる。

 また2024年2月から、岡山大学、あいおいニッセイ同和損害保険、ヴェルト、両備ハッピーライフ両備健康づくりセンターと共同で運送/交通運輸ドライバー向けでの実証実験を開始する他、Virgoの導入を希望する企業/団体向けのトライアル提供も開始する。2024年内には正式なサービス提供を目指しており、5年後の2029年までにユーザー数100万人を目標としている。





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1 Feb

JDI、生産を全面再開

ジャパンディスプレイ(JDI) は31日、能登半島地震で配管などに損傷があった石川工場(石川県川北町)について、生産を全面的に再開したと発表した。
石川工場ではフラットパネルディスプレーを製造。
同社は地震による業績への影響について現在精査中としている。 





22 Jan

ずれ込む工場復旧 ジャパンディスプレイ、 村田は一部5月、東芝は2月も 能登半島地震

Screenshot 2024-01-22 09.51.07能登半島地震の被災地は、電子部品や繊維といった産業の拠点が集積しており、工場の復旧が2月以降にずれ込むなど厳しい状況が続く。生産再開のめども立たない工場もあり、各メーカーはサプライチェーン(供給網)に影響が出ないよう、代替生産を検討するなど対応を急いでいる。

■別の工場で代替生産

石川、福井、富山の3県に13の工場を構える村田製作所は、電子機器のノイズ対策部品などを手掛ける石川県穴水町の工場の生産再開が5月中旬以降になる見通しだ。設備と建屋の補修に4カ月以上かかる見込みという。スマートフォンに搭載する基板などを生産する同県七尾市の工場の再開は未定。いずれも別の工場での代替生産を検討している。

同県能美市にある東芝のパワー半導体工場では、破損したクリーンルームの排気配管の修復を遅くとも今月末までに終え、2月上旬をめどに主力ラインの生産能力を被災前の水準に回復させる方針だ。他のラインの回復も、「2月中旬を目標としているが、さらなる前倒しに努める」としている。





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10 Jan

能登半島地震…JDIが石川工場の稼働延期、重油など確保課題

ジャパンディスプレイ(JDI)は9日、能登半島地震を受けて同日から再開予定だった石川工場(石川県川北町)の稼働を延期すると発表した。

配管の損傷や漏水、ボイラ停止などが起きたが、8日までにクリーンルーム内の配管やダクトなどの補修はほぼ完了している。生産設備の立ち上げを始めたものの、すべての装置の正常な稼働の確認や物流網の混乱によって重油や液化石油ガス(LPG)の安定的な確保が課題になっている。

JDIでは「遅くとも1月中にはフル稼働したい」としている。同工場はフラットパネルディスプレーを生産している。





4 Jan

ジャパンディスプレイ、能登半島地震で石川工場に被害--「復旧に全力」

Screenshot 2024-01-04 12.26.40ジャパンディスプレイ(JDI)は1月4日、1月1日に発生した令和6年能登半島地震で石川工場(石川県能美郡川北町)が被災したと明かした。

 石川工場では複数の配管の損傷や漏水、ボイラー停止などの被害が生じているという。
 なお、同工場は1月8日まで冬季休業中となっていたが、急遽復旧タスクフォースを編成し、1月2日早朝から従業員71人が生産再開に向けた復旧作業を開始している。





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1 Jan

ジャパンディスプレイ(JDI)、中国の開発区との事業を一部変更 G8.7に一本化、契約3月末までに

 ジャパンディスプレイ(JDI)は28日、中国・蕪湖経済技術開発区(安徽省蕪湖市)との間で進めている次世代OLED「eLEAP」を用いた事業の立ち上げについて、最終契約の内容や時期の変更を発表した。  

蕪湖開発区で建設する工場を従来、G6/G8.7としていたところ、全体の工程を見直した結果、G8.7に一本化することにした。また、最終契約締結日を来年3月末月まで延期することを合意し、修正MOUを締結した。





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22 Dec

ジャパンディスプレイ(JDI)の株価、最安値圏に INCJ売却で投資家心理が悪化

O4243743021122023000000-2ジャパンディスプレイ(JDI)の株価が最安値圏で推移している。21日の東京株式市場で株価が3日ぶりに下げ、前日比1円(5%)安の20円となった。成長市場の有機ELは中国や韓国勢に押され、液晶事業もスマートフォン向けで不採算が続き縮小する方針。INCJ(旧産業革新機構)による保有株の売却も投資家心理の悪化を招いている。

INCJが7日に関東財務局に提出した大量保有報告書によると、保有比率は5.51%から報告義務のない5%以下の4.51%に低下した。売却理由は明らかにしていないが、INCJは活動期限を2025年3月までと定めており、保有株の段階的な売却を進めている。売却が判明した7日の株価は前日比11%安となった。





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14 Nov

ジャパンディスプレイ、287億円の赤字 9月中間、液晶事業の不振で

ジャパンディスプレイ(JDI)が10日発表した令和5年9月中間連結決算は、最終損益が287億円の赤字(前年同期は116億円の赤字)だった。スマートフォン向けの液晶ディスプレーが不振だったほか、液晶事業の見直しで特別損失91億円を計上した。





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3 Oct

【自動翻訳記事: 中国報道】中国企業主導の工場建設が顧客に気に入らないのでしょうか?JDI、HKCとのMOU終了

日本の中堅パネルメーカーであるジャパンディスプレイ(JDI)と中国の大手パネルメーカーであるHKC(恵科電子)は、今年4月に戦略的協力覚書(MOU)を締結し、共同で次のパネルを構築する計画を発表した。
しかし、JDIは先週金曜日(9月29日)、HKCと締結した覚書を破棄したと発表した。しかし、JDIは依然として中国に「eLEAP」工場を建設する計画を立てており、「eLEAP」工場の拡大を目指している。 「eLEAP」の生産能力は50倍以上に。日本のメディアによると、JDIは香港本土の工場が主導する工場運営計画に顧客が否定的だったため、香港との協力を打ち切った。

JDIは9月29日、同社の経営戦略を評価し、HKCの理解を得た上で、4月にHKCと締結したMOUを終了すると発表した。
4月に締結したMOUには、JDIとHKCが次世代OLED「eLEAP」、共同研究開発センター(グローバルイノベーション・産業化センター)、ハイエンド車載パネル事業などの分野で協力することで合意した内容が含まれており、両社は今後、世界最先端の製品を共同で構築する「eLEAP」工場は、2025年の量産開始を目指しています。





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2 Oct

ジャパンディスプレイ、中国に新工場建設へ 現地大手との提携は中止

Screenshot 2023-08-03 09.02.08液晶大手のジャパンディスプレイ(JDI)は29日、中国の液晶大手HKCとの提携協議を中止したと発表した。HKCの工場で有機ELディスプレーを量産する計画だったが、交渉がまとまらなかった。自社工場で量産する計画に切り替え、中国に新工場を建設するという。

JDIは2014年3月に上場して以来、9年連続で赤字を計上。コスト削減のために工場を閉鎖して他社に製造を委託し、技術供与の対価で稼ぐビジネスモデルに転換を図っている。4月にHKCとの提携方針を発表し、25年の量産に向けて協議を続けていたが、契約料などで折り合いがつかなかったとみられる。





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28 Sep

資産溶かした「10年累計純損失」100社ランキング--首位と2位はジャパンディスプレイとシャープ

Screenshot 2023-09-28 12.00.44首位と2位には、液晶を手掛けるジャパンディスプレイとシャープがランクインした。
ジャパンディスプレイはモバイル向けの液晶事業から撤退、JOLEDから有機ELディスプレー開発事業を譲り受けて再起を図っているが、赤字解消のメドはついていない。

シャープは2023年3月期に液晶関連で巨額の減損損失を計上したことが大きかった。
液晶事業は依然として苦しいものの、他事業が牽引する形で、今2024年3月期の黒字化を見込んでいる。






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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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