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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

D_製品開発

18 Jun

半導体で逆風のニコン…フィルム印刷で新ラボ、ペロブスカイト太陽電池など試作支援

cff9a6a3c2f1ニコンは印刷加工を応用した「フレキシブルエレクトロニクス」の普及に向け、12月に相模原製作所(相模原市南区)で試作品の製造などを行う新しいラボを稼働させる。次世代太陽電池のペロブスカイト太陽電池やディスプレー、センサーなどでの応用を想定する。同ラボを活用して、同技術の普及を加速させる。2030年度までに露光装置において、半導体とディスプレーに並ぶ「第3の柱」に育てる。

ニコンはフレキシブルエレクトロニクス用に、印刷加工の技術を活用して電子デバイスを効率良く量産するロール・ツー・ロール(R2R)露光装置を開発した。フォトマスクを使わずに露光することで、試作期間の短縮やマスクコストの削減につながる。またフィルムは熱などの影響で収縮しやすい。そこで同露光装置は高精度の重ね合わせを搭載し、収縮したフィルムにも複雑なパターンを実現できるようにした。






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11 Jun

JDIの液晶の知見、先端半導体パッケージングの中核技術に

l_sa250610_jdi03 ジャパンディスプレイ(JDI)と台湾を拠点に先端半導体パッケージングやセンサーを手掛けるPanelSemiは「JPCA Show 2025」(2025年6月4~6日、東京ビッグサイト)に共同で出展し、セラミック基板上に高精細RDL(再配線層)配線を形成したサンプルを展示した。

 AIや高性能コンピューティング(HPC)の需要が伸長する昨今、半導体パッケージング技術のさらなる革新が求められている。中でもガラスやセラミックなどの新素材を用いた高性能基板には、従来の有機基板では実現困難だった高精細配線や寸法安定性、熱膨張制御の課題解決が期待されている。特に、RDLの高精細配線を実現する技術は、先端半導体パッケージングの中核として注目されているという。






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28 May

ディスプレイが周囲を観察? マイクロLEDの量産化がもたらす変化とは VueReal

202505_04スマートデバイスや自動車ディスプレイの常識を覆し得る、カナダ発のスタートアップが注目を集めている。VueReal(ビューリアル)は、独自開発の「マイクロソリッド・プリンティング(MicroSolid Printing)」技術で、マイクロLEDの量産という「不可能」とされてきた業界の壁を突破。透明ディスプレイ、自己発電型のスマートウォッチ、超薄型・高輝度のテレビ──。これらの革新的な製品を可能にするのが、同社の高度なマイクロ半導体製造技術だ。今回は、創業者兼CEOのReza Chaji氏に話を聞いた。

―VueRealはどのような課題を解決するスタートアップなのでしょうか。

 VueRealはマイクロLED(1辺が100マイクロメートル未満のLED素子)の量産化プラットフォームを開発する企業です。







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30 Apr

2,560×2,880ドットの縦型モニター現る

Yfc9YtelJAPANNEXTは、2,560×2,880ドットという縦長の27.6型液晶モニター「JN-IPS276SDQHD-HSPC6-CMS」を発売した。価格は10万9,800円。

 16:18という変わったアスペクト比になっており、Webブラウザやスプレッドシート、PDF資料などを一画面に効率よく表示可能とする。

モニター上部にはポップアップ式のWebカメラとマイクを内蔵しており、Web会議なども行なえる。






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18 Apr

【自動翻訳記事】AUOグループのタッチ台湾展示会は、先進的なディスプレイ技術の進歩により多様なソリューションを提供

1 w700d1q75cms  毎年恒例のディスプレイの祭典 Touch Taiwan 2025 が 4 月 16 日から 18 日まで台北南港展示センターで開催され、最先端のディスプレイ技術とソリューション機能の基礎が築かれます。
AUOは「究極のビジョン、究極の創造」をテーマに、トレンドをコントロールし、限界を突破し続け、グループ企業とエコシステムパートナーをリードし、ディスプレイ技術、スマートトラベル、垂直分野における同社の中核事業の柱を反映しています。
ディスプレイ技術、サイズ、形状を突破した数々の革新的な製品を展示し、顧客やバリューチェーンパートナーと連携して、スマートディスプレイライフの実現と、スマートリテール、エンタープライズ、医療などの分野にわたる多様な統合ソリューションの実現をもたらし、よりインテリジェントで直感的なユーザーエクスペリエンスを推進し、より高い価値と利便性を備えた未来のビジョンを創造します。







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11 Apr

カシオ、電卓事業立ち上げから60年 PC普及後も「手堅い需要」

Screenshot 2025-04-11 09.06.062025年、カシオ計算機(以下、カシオ)の電卓事業が60周年を迎える。同年3月12日、カシオは60周年記念の取り組みや電卓事業についての説明会を実施した。

カシオが初めて発売した電卓は、世界初のメモリ機能搭載電卓「001」(1965年発売)だ。
以降、世界初のパーソナル電卓「カシオミニ」(1972年発売)や世界初のグラフ関数電卓「fx-7000G」(1985年発売)などを展開してきた。2015年にはカシオ最高峰のプレミアム電卓として、切削アルミニウムボディーやキーのタッチ感にこだわった「S100」を発売。2022年には操作性を追求した電卓として、操作面を3度傾けて入力しやすくした「JE-12D」を発売するなど、特徴的な製品も多い。

 現在、カシオの電卓は100カ国以上で販売されていて、累計出荷台数は約18億台にものぼる。2023年度の出荷実績は約4200万台で、国内シェアは約60%だったという。






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27 Mar

厚さ5.75mmの世界最薄スマホがTECNOから登場!

001.jpg新興国を中心にスマートフォンを展開しているTECNOは、2025年3月にバルセロナで開催されたMWC 2025で「SPARK Slim」を公開しました。このスマートフォン、世界最薄を誇る超スリムなモデルです。

SPARK Slimはコンセプトモデルのため詳細スペックはすべては明らかにはなっていません。チップセットは非公開ですが8コアのプロセッサを搭載。どのクラスのチップセットになるかはわかりませんが、ここまで薄いモデルなのであえて高価格帯で出てくる可能性もあります。いずれにせよ販売時期は未定です。

カメラは5,000万画素を2つ搭載します。実際にスタッフがカメラの細かい操作を行ってくれましたが、しっかりと動作していました。望遠も2倍以上のデジタルズームに対応しており、結構いい感じに撮影できていました。試作品レベルではなくこのまますぐにでも売り出せそうな仕上がりになっているのです。






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19 Mar

スティーブ・ジョブズも悔しがる?「rabbit r1」はiPhoneに続く革新を作り出せるか

5f5130665何かやりたいことがあるとき、スマホを開き、目的に沿ったアプリを立ち上げて操作する……我々が日々当たり前にやっていることだが、このプロセスをガラッと変える最新AIデバイスが「rabbit r1」だ。

アプリを探す必要はなく、ボタンを押しながらやりたいことを話しかけるだけ。「今日の天気は?」「ユニクロのサイトで、春のおすすめ商品を検索して」「(写真を撮って)これは何?」あるいは外国で翻訳モードを呼び出し、同時通訳をさせることもできる。
手のひらサイズで3万5000円、iPhoneとは異なる生成AI時代のモバイルデバイスとなる可能性を秘めた”rabbit r1”はどんなことができるのか、詳しく紹介する。






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11 Mar

ピクシーダストテクノロジーズ、伊勢志摩リゾートマネジメントが運営する4施設にリアルタイム翻訳ディスプレイ「VUEVO Display」を導入

8659f-3900x2925ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(本社:東京都、代表取締役会長CEO:落合陽一、代表取締役社長COO:村上泰一郎、以下「PxDT」)は、伊勢志摩リゾートマネジメント株式会社(本社:三重県志摩市、代表取締役社長:相良孝介)が運営する施設「鳥羽国際ホテル」「潮路亭」「NEMU RESORT」「NEMU GOLF CLUB」において、リアルタイム翻訳ディスプレイ「VUEVO Display(ビューボディスプレイ)」を導入されたことをお知らせいたします。






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4 Mar

KDDI, JDI, 液晶反射板でミリ波を反射させ、屋外ビル間をエリア化する実証に成功

KDDI、KDDI総合研究所、ジャパンディ(以下 JDI)は、電波の反射方向・範囲を変更できる可搬型のミリ波(28GHz帯)用液晶メタサーフェス反射板(以下 液晶反射板)を開発し、ミリ波の電波が届きにくい屋外のビル間に電波を反射させてエリア化する実証を2025年2月25日に成功しました。








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14 Feb

従来の液晶や有機ELとは異なる「mini LED」とは何なのか?

Screenshot 2025-02-14 09.18.44Screenshot 2025-02-13 12.30.21Screenshot 2025-02-13 12.31.04液晶ディスプレイ その表現力の限界
「mini LED」とは、LCD(液晶ディスプレイ)における新しいバックライト技術のことで、LED(発光ダイオード)そのものは液晶パネルのバックライト光源として用いられる。

iMacやMacBook Air、Pro以外のiPadシリーズに搭載されている一般的なLCDのバックライトシステムは「サイドライト型」と呼ばれ、画面の下部、あるいは両サイドの表示エリア外に設置されたバックライトLEDアレイの光を導光板と反射板、光拡散シートを用いてディスプレイ全体に導き、1枚の大きな白色発光パネルを構成している。

LCDは、この上に液晶パネルによる画素単位の電子シャッターとカラーフィルタを重ね合わせ、バックライトの透過量を調整することで表示を行っている。LCDのコントラスト比は一般的に2000対1程度が限界とされており、特にHDR(ハイダイナミックレンジ)表現のためにバックライトの輝度を上げた場合、暗部の黒浮きが課題となっていた。






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31 Jan

液晶画面がワンボタンで電子ペーパーに? TCLの新技術がすごい

Background(13)一瞬で切り替えよう。
スマホやタブレットの液晶画面は、明るくて眩しい。それにブルーライトが目に良くないとも言われています。
一方で、KindleやKoboみたいな電子ペーパーはフロントライトで光るため、バックライトで光る液晶画面より目に優しいディスプレイです。
TCLの「Next Paper」は、スマホとタブレットに電子ペーパー技術を採り入れ、任意で切り替えられるもの。

家電見本市「CES 2025」ではデモ機が展示してあり、実際に触ってきました。






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27 Jan

TCLが発表した最新の「目が疲れない」ディスプレイが早くスマホに搭載されてほしい

CJOL8vhU現在、スマートフォンやタブレットのディスプレイは有機ELか液晶が使われていますが、第三のディスプレイとして名乗りを上げたのがTCL「NXTPAPER」。その最新モデルがCES 2025で発表されました。

NXTPAPERは液晶ベースのディスプレイですが、バックライトの低減などで目にやさしい表示を特徴とします。電子ペーパーと似た思想と言えるでしょう。しかし、色のカプセルを動かして表示する電子ペーパーは、画面切り替え時の残像が気になります。カラー電子ペーパーも出てきましたが、色の表現力が液晶や有機ELに大きく見劣りします。





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14 Jan

AGC、米ラスベガスで先端材料ずらり

-xH3FnaKガラス大手のAGCは米ラスベガスの家電・IT展示会「CES 2025」に、次世代の拡張現実(AR)/複合現実(MR)、2~3ナノメートルプロセスの先端半導体、自動運転車など幅広い用途に向けに多数の材料を展示した。同社をよく知る人、知らない人双方の興味をかきたてる工夫で、3年連続でCESに参加する経験を生かしている。

 次世代AR/MR機器向けの「M100/200」は「CES2025イノベーションアワード」を受賞したガラス基板。視野角の広さと視界の鮮明さを両立するため、屈折率と透過率という通常は相反する性能をともに高めた。透過率は96%、屈折率は2.0を実現する。素材の組成の工夫と精密な温度管理など生産技術の改良によるもの。北米、欧州、中国、日本などで複数の顧客が量産に向け評価中で、2026年末~28年に最終製品が市場に登場する可能性がある。

 半導体関連では回路形成などの前工程から、パッケージングなどの後工程まで、それぞれの分野に向けた製品をずらりと展示した。






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2 Jan

「サムスンやSKとも競争可能な水準」…業界が驚いた中国の半導体技術

中国のメモリー半導体が再び技術障壁を超えた。今度はNANDだ。半導体業界によると、中国の致鈦が新型2テラバイトソリッドステートドライブ(SSD)を最近発売し中国内需市場を中心に販売に入ったことが確認された。SSDはメモリー半導体であるNAND型フラッシュ基盤の製品で、最近人工知能(AI)の発達によりデータ保存・処理量が急増して需要が増加している。

◇中国の「メモリー進撃」…今度はYMTC

半導体分析機関が一斉にこの製品を入手し分解したところ衝撃的な結果があふれた。初期性能テストでサムスン電子やSKハイニックスなど先頭圏のNAND企業と十分に競争可能な水準の速度が出た。このSSDは中国長江存儲科技(YMTC)の第5世代3D NAND技術を基に作られた。YMTCはこの過程で先端パッケージング技術のハイブリッドボンディング工法をさらにアップグレードして量産に適用するのに成功したことが確認された。






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23 Dec

2025年を目前に、機能強化した最新ガラケーが登場してます!

dllaQG0Aこれぞ、最強の2台目よ!

いまやすっかり携帯電話はスマホ一択という時代になりました。ガラケーことフィーチャーフォンを目にする機会は、本当に減ってきましたよね。でも、着実に最新モデルを投入し続けているメーカーがあります。

Nokiaブランドを譲り受けた、フィンランドのHMD Globalは、いわゆるガラケーの新機種投入を続けてきました。
このほどNotebookcheckは、2025年を目前にしたタイミングでも、またまた新たな2機種がリリースされていると報じましたよ。

発売価格は未定ながら、すでに「Nokia 105」ならびに「Nokia 110」の新製品ページが公開されています。






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20 Dec

「村田製作所」の新たな研究開発拠点「滋賀県守山市イノベーションセンター」の玄関口--JR守山駅東口

murata240218滋賀県守山市は2024年12月10日に、「JR守山駅東口再整備基本計画」の概要を公開しました。対象エリアの土地所有状況は、JR西日本約1,300㎡、JR貨物約6,900㎡、東レ・ファインケミカル約200㎡、守山市約8,700㎡、合計約17,100㎡です。

再開発により、複合商業機能、ワークプレイス機能、広場(憩い・交流)機能、交通結節機能を導入します。複合商業は、ゆったりとくつろいだり、待ち時間を快適に過ごせる施設、働く人を応援する施設を目指します。守山駅と直結の複合商業エリアは約1,400㎡を計画します。交通結節機能である駐車場を含む複合商業エリアの概算事業費は約100億円を想定しています。






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18 Dec

2025年版 最新地図を搭載!オービス情報も見られる7インチポータブルナビ マックスウィン

1734330068-769x768カー用品ブランドMAXWIN(運営:昌騰、本社:大阪)は12月16日、ポータブルナビ「道-Route-」シリーズの2025年版最新地図搭載モデル「NV-A001I(7インチ)」の販売を開始した。価格は11,980円(消費税込、Amazonでの2024年12月時点の価格)。

同製品は、MAXWINのカーナビゲーション「道-Route-」シリーズ2025年最新地図を搭載。新規開通道路、オープン施設を多数収録している。さらに3年間無料で地図更新でき、快適かつ安全なドライブをサポートする。







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12 Dec

大日本印刷、周囲の“音”をスマートグラスで視覚化できるシステムを開発

yk30028_01_dnp大日本印刷はこのほど、スマートグラスを用いて周囲の音を視覚化できるシステムを発表した。

 周囲の環境音などをテキスト化として表示できる機能で、物音や動物の鳴き声などを模倣した擬音語/擬声語を表示することが可能。特に聴覚に障がいを持つ人や音が聞こえにくい状況などで、視覚化を行うことで情報不足や不便さの解消を行えるとしている。





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22 Nov

JDI、微生物増殖の様子を透過光で連続観察かつ高速解析できるシステム「SOLTIMO」を開発

4020112024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は11月20日、微生物増殖の様子を透過光で連続観察かつ高速解析できるシステム「SOLTIMO」を開発したことを発表した。

同システムは、大面積のTFT光センサで検体が塗抹された固形培地と呼ばれる試料の透過光を観測することで、リアルタイムで微生物の増殖の観察とデータ解析をすることができるモニタリングシステムで、微生物の増殖を観察する際の微生物培養装置(インキュベーター)から固形培地を取り出して観察するといった作業の手間を省くことが可能となる。






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20 Nov

世界最軽量634gノート「ムサシのリベンジ」。復活を遂げたLIFEBOOK UHシリーズ【前編】

島根の出雲大社には1年に1度、全国の村々里々にお鎮りの神々が集う。人々の幸せの縁を結ぶ「神議(かみはかり)」と呼ばれる神々の会議が開催されるためだ。旧暦の10月が一般に「神無月」と呼ばれるのは八百万の神々が出雲大社に集い、一時的に各地の神が不在の状態になるからだ。その一方で、神々が集う出雲地方はこの時期を「神在月(かみありづき)」とする。

.....



 あのムサシとは言うまでもない。FCCLが世に問う世界最軽量634gの14型モバイルノートPC「LIFEBOOK WU5/J3」のことだ。この2024年10月に発表された翌月の11月に量産を開始、いよいよ新ムサシとして出荷が始まっている。






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20 Nov

電子ペーパー「QUADERNO」に待望のカラーモデルが登場

カラー電子ペーパー01_l富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は、電子ペーパー「QUADERNO」の2024年冬モデルとして、初のカラーモデルを発表した。A4モデル「QUADERNO A4(Gen.3C)」とA5モデル「QUADERNO A5(Gen.3C)」の2種類を用意し、11月22日に発売する。実売予想価格は順に8万円弱、6万円弱の見込み。

ディスプレイに4,096色をサポートするフレキシブルカラー電子ペーパーを採用し、A4モデルが1,650×2,200ドット表示対応の13.3型、A5モデルが1,404×1,872ドット表示対応の10.3型タッチパネルを搭載する。






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20 Nov

スパコン「富岳」6位後退 計算速度、米国勢優位強まる

Screenshot 2024-11-20 08.40.48世界のスーパーコンピューターの計算速度を競う最新のランキングで、米国の「エル・キャピタン」が新たに1位となった。理化学研究所と富士通が開発した「富岳(ふがく)」は前回の4位から6位に下がった。1位から4位までを米国勢が占めた。

専門家の国際会議が米国時間18日、半年ごとに集計するランキングの最新版を公表した。スパコンは先端技術研究におけるインフラの役割を担っている。近年は人工知能(AI)の開発基盤としても重要性が増しており、国の科学技術力を示す指標として注目されている。






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8 Nov

シャープ、ドライアイス代わりに繰り返し使える蓄冷材 液晶の技術応用

00-top_lシャープは、冷凍輸送時の蓄冷材として活用できる「適温蓄冷材」4商品を、10月中旬より法人向けに発売した。食品宅配事業者のほか、化学品などの低温輸送業者を含む幅広い業界で利用できる。ラインナップは、融点が-22℃の「TK-M22A5B」と「TK-M22B5B」、同-19℃の「TK-M19A5B」と「TK-M19B5B」。

シャープによれば、冷凍輸送の現場では、ドライアイスが広く使用されているが、近年は原料となる液化炭酸ガスの不足などにより、夏場を中心に品薄となる傾向が続いており、代替品へのニーズが高まっている。

同社の蓄冷材料は、液晶材料の技術を応用。水を主成分としながら、複数の化合物を配合し、「-24℃~28℃」間の、特定の温度を一定時間保てることが特徴。






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21 Oct

シャープからスピンアウトした「team S」、独自技術のモバイルディスプレイを展示

806_lCEATEC 2024の25周年特別企画 AI for All エリアにおいて、JEITAディスプレイデバイス部会/電子部品部会のブースに出展していたのが、team Sである。

 シャープをスピンアウトした技術者などによって設立したスタートアップ企業であり、社名のSには、シャープ出身者によって設立したという意味も含まれているという。

設立は2016年で、創業日の11月3日は、シャープ創業者の早川徳次氏の誕生日であり、ここからも早川創業者に強いリスペクトを持った企業であることがわかる。

 同社がCEATEC 2024で初めて公開したのが、独自のSSE技術を搭載した10型モバイルディスプレイ「Belfida ONE(ベルフィーダ ワン)」である。






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10 Oct

ASUS、世界初折りたたみ式有機ELモニターや5K液晶モニターなど国内未発表モデルも参考展示

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ASUSは、2024年度の秋・冬モニター新製品を紹介するメディア向け説明会を、10月8日に開催した。会場では、PCモニターをはじめ、ポータブルモニター“ZenScreenシリーズ”、クリエイター向け“ProArtシリーズ”、ゲーミングモニター“ROG(Republic of Gamers)シリーズ”の新モデルが展示されていた。

ZenScreenシリーズからは、国内未発表モデルである世界初の折りたたみ式有機ELポータブルモニター「ASUS ZenScreen Fold OLED MQ17QH」が参考展示されていた。最新のウォータドロップ型(水滴型)ヒンジを採用していることが特徴。縦置き/横置きの両方に対応したキックスタンドも備えている。






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10 Oct

[セミナー: 12/10] 国際学会および特許解析も踏まえたディスプレー最新技術2024

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セミナー紹介:

2024年1月に開催された国際展示会「CES2024」では、韓国のSamsungおよびLGがOLED搭載高輝度テレビを展示しました。搭載ディスプレーはそれぞれ量子ドットOLED(QD-OLED)と白色OLED(WOLED)で、ピーク輝度は共に昨年の2000から3000nitsに向上しています。
XR、すなわちVR/MR/ARの新製品も多く提案されました。VR/MRでは産業用途狙いのソニーおよびパナソニック資本の米国Shiftall(シフトール)、ARは中国Xreal(エックスリアル)が代表です。
これとは別に、2024年2月にはヘッドマウントディスプレー(HMD)「Apple Vision Pro」が米国で販売開始され、市場評価が出始めています。搭載ディスプレーはシリコン基板上に形成された8K高精細のOLED(OLEDoS)です。






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8 Oct

有機ELがまぶしい ガーミンのスマートウォッチ「fēnix 8」を試した

Garmin 001_s2024年8月末頃から販売を開始した、ガーミン最新世代のフラッグシップスマートウォッチ「fēnix 8」。fēnixシリーズをこれまで2つ続けて愛用し、現在fēnix 7 Proを使用している筆者としてはもちろん気になる存在でしたので、ガーミンジャパンにお借りして「fēnix 8 Sapphire AMOLED 47mm」(178,000円)を試してみることにしました。

fēnix 8がどんなスマートウォッチなのか、前世代のfēnix 7 Proとの比較も交えつつレビューしたいと思います。






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19 Sep

「負け組」からの脱却なるか JDIが新技術を続々発表-- 電子ブックレットに再編集

JDI jyht4T7u「EE Times Japan」に掲載した主要な記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集した「エンジニア電子ブックレット」。今回は、2014年3月の株式上場後、10年連続で赤字のジャパンディスプレイ(JDI)が、再起をかけて発表している新製品/新技術に関する記事をまとめました。

今回は、2014年3月の株式上場以降、10期連続の赤字決算に苦しむジャパンディスプレイ(JDI)が、再起をかけて発表している新製品/新技術に関する記事をまとめた。







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11 Sep

iPhone 16など「アップル秋の新製品」を本社で触ってきた Apple Watch Series 10 / Ultra 2 / AirPods 4も(西田宗千佳)

iphone16 19124今年もiPhoneなど「アップル秋の新製品発表」のために、米アップル本社に来ている。

▲ アップル本社のスティーブ・ジョブズシアター内にあるスペースでハンズオンを実施

発表会後のハンズオンの様子を、写真多めでお届けする。
やっぱり多くの方が、新しいiPhoneに注目しているだろう。
今回、スタンダードモデルである「iPhone 16系」は5色、「iPhone 16 Pro系」は4色展開だ。







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7 Aug

“世界初”の「自動車用液晶パネル」登場!パネル操作者を識別・異なる映像流し誤操作防止へ 「能力の拡張」が市場競争力握る

Screenshot 2024-08-07 06.16.46ジャパンディスプレイは、一つの画面で異なる映像を見せる、自動車用液晶パネルを発表した。タッチする人を識別し、誤操作を防ぐ。専門家は、新技術をユーザーの「強いニーズ」に結びつけることがビジネス成長の鍵を握ると指摘する。

一つの液晶パネルの画面に、異なる二つの映像を同時に流せる商品が登場する。
ジャパンディスプレイが発表した自動車用の新たな液晶パネルは、運転手と、助手席に座っている人に、一つの画面でそれぞれ別の映像を見せることができる。





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11 Jul

水だけで光る新感覚LEDライト 災害の備えにも

00_lセレクチュアーは、「水だけで光るLEDライト/AQUMO CANDLE アクモキャンドル」の別注デザインを7月10日に発売する。価格は990円。ECサイト「アンジェ web shop」にて取り扱う。

マグネシウム金属空気電池(特許技術)を用いたLEDライト。水分に約2秒浸すと、マグネシウムと酸素の化学反応で168時間と長時間点灯する。ロウソクだと雨風で消えたり転倒などの心配もあるが、同製品は火を扱わないため安心とする。






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27 Jun

ジャパンディスプレイ 液晶メタサーフェス反射板紹介 展示充実で理解を促進

Screenshot 2024-06-26 23.06.365Gネットワークの電波を自在に反射し、ビルや樹木など障害物の影に届ける「液晶メタサーフェス反射板」の実用化が近づく。開発元のジャパンディスプレイ(JDI)は電波の反射方向を無線制御できるデモ機を完成させ、COMNEXT 2024に出展。これに先立ち、開発責任者らが同技術を解説した。

 デモ機は反射板を保護するレドームやスマートフォンによる操作機能を備え「製品に近い形にした」(同社R&D本部要素開発部岡真一郎部長)。携帯電話キャリアやアンテナ関連企業、スマートファクトリーなどに局所的5Gネットワークを構築するローカル5G関連企業を引き付ける。実地試験を希望する企業にはデモ機を貸し出す。





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24 Jun

巨大3Dディスプレー実現へ、NTTが公開した新システムの中身

e6d1326f78deNTTは17日、NTT西日本クイントブリッジ・プリズム(大阪市都島区)で24―26日に開く「NTTコミュニケーション科学基礎研究所オープンハウス」の報道機関向け内覧会を都内で開いた。「語り会おう・未来のコミュニケーション」をテーマに、錯覚を利用して複数のモニターの枠を飛び越えた3次元(3D)映像を提示できるシステム、リアルタイムの音声変換など最新の研究開発技術22点を紹介。視覚や聴覚を用いた技術革新の実用化を目指す。

巨大3D空中像提示システムは、脳の映像補完の働きを誘発する透明視錯覚を用いた映像デザインにより飛び出す3D像を表示。種類やサイズの異なるモニターがふぞろいに設置され、モニター間の隙間によって映像が部分的に欠損する場合でも3D映像の欠損箇所が脳で補完される。





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20 Jun

最大1000個のRGB LEDをマイコン1つで制御可能に、ams OSRAM

Screenshot 2024-06-20 07.13.08ams OSRAMは「人とくるまのテクノロジー展 YOKOHAMA 2024」(2024年5月22~24日、パシフィコ横浜)に出展し、ドライバーICを搭載したRGB LEDや高精度の静電容量センサーを紹介した。

ドライバーIC内蔵のRGB LED「OSIRE E3731i」は、自動車の車内照明において、数百個のLEDによるダイナミックなパターン照明を実現する製品として開発されたものだ。  

一般的なLEDでパターン照明を実現するには、外付けのドライバーICを用いる必要があり、LED同士の間隔を広げざるを得ない。間隔を広げると細かなパターンの再現が難しいうえ、配線が複雑になり多層基板を用いる場合もあるため、重量やコストも大きくなる。





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10 Jun

赤字が続くJDI、頼みの綱は次世代有機EL「eLEAP」、ついに量産へ

f072d37cdc50d70fジャパンディスプレイ(JDI)が、次世代OLEDである「eLEAP」の事業をいよいよ本格化させる。
 ジャパンディスプレイのスコット・キャロン会長 CEOは「JDIにとって文字通り将来を担うのが次世代OLEDのeLEAPである。世界初、世界一となる唯一無二の技術であり、競合他社とテクノロジーの差別化ができ、業績回復の根本的な解決策になる。eLEAPが今後の飛躍的な成長を牽引することになる」と語る。

eLEAFは、JDIが確立した設計ノウハウやプロセスノウハウを駆使。従来のOLEDで用いられていたメタルマスク(FMM蒸着方式)による製造ではなく、マスクレス蒸着とフォトリソ方式を組み合わせた生産方法を採用しているのが特徴だ。生産コストを30%削減できるメリットがあるほか、従来のOLEDに比べて約2倍の高輝度を達成しながら、3倍の長寿命を実現。薄型、軽量、高コントラスト、高速応答などの特徴を持つ。





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21 May

【特選記事】「人間の動きを超える」2足歩行ロボット、中国ベンチャーが近く量産へ

人型ロボットを開発する「加速進化(Booster Robotics)」がこのほど、プレシリーズAで数千万元(数億円超)を調達した。源碼資本(Source Code Capital)が出資を主導し、水木創投(Tsinghua Innovation Ventures)と盈港資本(Green Harbor Investment)も参加した。資金は人型ロボットの小規模量産やマーケティング、人材採用などに充てられる。

2023年に設立された加速進化は、開発者向けの人型ロボットと効率的な開発ツールを提供している。同社は、人型ロボットの脚部に人間の脚を模倣した構造を採用。ユニークなことに、股関節は360度の回転が可能で、米ボストンダイナミクスの人型ロボット「Atlas(アトラス)」と同様、人間を超えた自由な動きを実現する。







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16 May

新型「iPad Pro」、驚きの薄さでも折れ曲がりにくいのはなぜ? アップル幹部が説明

先日アップルが発表したM4 iPad Proは、シリーズ初の有機ELディスプレイ搭載もさることながら、すさまじい薄さが注目を集めています。なんと13インチは5.1mmで、アップルは「iPod nanoより薄い」と強調していました。

そこで気になるのが、どれだけ頑丈か? 一般的にタブレット製品はカバンに入れて持ち運ぶと、満員電車に乗って不意な力が掛かり、折れ曲がることも珍しくありません。また、折曲げはスマートフォンでも警戒されており、曲げテストは恒例となっています。





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2 May

JDIが有機ELディスプレイ「eLEAP」量産へ、輝度1600nitsのノートPC用製品も発表

jdi_embedded_24041801ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年4月16日、有機ELディスプレイ「eLEAP」の量産化に向けた進捗状況と、14インチ型ノートPC用製品「14型eLEAP」を発表した。

 eLEAPは、マスクレス蒸着とフォトリソグラフィーを組み合わせた方法で画素を形成する。同社はeLEAP量産技術の開発に成功しており、2024年12月に量産を開始する。茂原工場(千葉県茂原市)に設置した第6世代の量産ラインでは、同年4月時点で歩留りが計画を上回る60%以上に達し、量産に向けて調整が進んでいる。





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30 Apr

【台湾】Touch台湾2024-- 電力消費ゼロ達成ソーラーパネル内蔵ディスプレイ、コレステリック液晶電子ペーパーなど

20240426701684Touch台湾2024展示会で、Iridescent Optoelectronicsは、電力消費ゼロを達成するためにソーラーパネルを内蔵できるグリーンで環境に優しいディスプレイソリューションである「InfinityDisplay」と、「InfinityDisplay」を含む2つの自社開発の革新的なカラー電子ペーパー技術を展示しました。 「MingDisplayTM」は、日中の強い光の下でも使用でき、夜間の暗い環境でも鮮明なカラー画像を表示できます。

さらに、Iridescent Optoelectronicsは、マイナス20℃から70℃の過酷な環境に適し、数秒で画像を更新し、1600万色以上を実現できる新製品を展示会で発表した。カラー電子ペーパーの実現が可能となり、性能が大幅に向上した「27.6インチ屋外用フルカラー広告表示画面」。 Iridescent Optoelectronics の革新的なカラー電子ペーパー技術は、企業や組織が高品質の視聴体験を備えた新世代ディスプレイを作成し、ESG ニーズを満たすのに役立ちます。





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25 Apr

日本HPは世界初の試み…パソコンで安全強化、ハイブリッドワークに照準

HP-8434-2fdcd2df32c8パソコン(PC)メーカーはテレワークとオフィスへの出社を組み合わせた働き方「ハイブリッドワーク」の継続を見据え、PCの付加価値を高めている。PCの軽量化やオンライン会議を円滑に行うためのカメラやマイクの性能向上に引き続き努める。
中でも、各社が注力するのが安全対策だ。PCの利用には情報漏えいの危険性が伴う。のぞき見の防止のほか、量子コンピューティングを用いたサイバー攻撃から情報を守る製品も出てきた。

国土交通省が3月に発表した「テレワーク人口実態調査」によると、コロナ禍以降の直近1年間のテレワーク実施率は全国で減少傾向だったが、コロナ流行前よりは高水準だと推測した。またコロナ禍を経て、ハイブリッドワークが拡大傾向にあるようだ。





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19 Apr

JDI、次世代有機ELディスプレイ「eLEAP」を24年12月に量産開始へ

JDI_240418jdi01ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年4月、独自の方法で画素を形成する有機ELディスプレイ(OLED)「eLEAP」の事業化について、その概要を発表した。2024年12月にも茂原工場(千葉県茂原市)でeLEAPの量産を始める。また、従来のOLEDに比べ約3倍のピーク輝度を実現したノートPC向け「14型eLEAP」も新たに開発した。  

eLEAPは、ファインメタルマスク(FMM)を全く使わず、有機材料を基板上に蒸着させ、フォトリソ方式でOLED画素を生成する。eLEAPの発光領域は60%(精細度300ppi相当)まで高められるという。これはFMM方式のOLEDに比べ2倍以上だ。JDIは、これによってピーク輝度や寿命を飛躍的に向上できるとみている。





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17 Apr

ジャパンディスプレイ(JDI)、ノートパソコン向け有機ELパネルを開発 輝度3倍

JDL 95016042024000000-1ジャパンディスプレイ(JDI)は16日、ノートパソコン向けに14インチの有機ELパネルを開発したと発表した。従来の有機ELパネルと比較して輝度が約3倍となる。

すでに国内外のノートパソコンメーカーから引き合いがある。中国地方政府などと進めている有機ELパネル工場の建設協議が続いていることから量産については未定だ。





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18 Mar

バルコ,恒例のメディアカンファレンスで最新のディスプレイ・技術などを紹介

Screenshot 2024-03-18 09.27.56バルコ(株)は,同社の最新ディスプレイや映像配信/画像統合ソリューションを紹介するメディアカンファレンスを2024年3月14日(木)に同社内(東京都大田区)で開催した。

カンファレンスでは,最初に代表取締役社長兼メディカルイメージング事業部長の加藤浩典氏が登壇し,2024年に創業90周年を迎えるバルコのイノベーションの歴史や2023年の実績などについて解説した。

次に,サージカル&モダリティ事業部長の今井勝正氏が非圧縮IPビデオソリューション「Nexxis」などの映像配信/画像統合ソリューションや,今後展開予定の新製品・技術について紹介した。
2012年に世界初のインテリジェント手術室向けに開発されたNexxisは,2023年までに全世界で7000以上,うち日本では約500の血管撮影室や手術室へのインストールを達成している。
非圧縮,広帯域10Gbps IPでノイズや遅延のない画像を提供。医療規格に加え,4Kや3Dなどの最新の映像信号にも対応し,従来のスタンダードFHD,2D映像信号と組み合わせて使用可能である。





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8 Mar

日亜化学の技術者、米アカデミー科学技術賞受賞を報告

O4547745006032024000000-1米アカデミー賞の主催団体から2024年の科学技術賞を受けた日亜化学工業の技術者5人が6日、同社本社で受賞報告会に臨んだ。
映画館の投光機に使う高輝度のレーザーダイオード(LD)開発が評価された。

2月下旬の米国での授賞式でスピーチをした中津嘉隆さんは「様々な映画関係者から『日亜の技術はすごい』と言われたのがうれしかった」と話した。





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4 Mar

【特選記事】「伝説のエンジニア」が明かすエヌビディアの死角 ラピダスや孫正義氏の半導体戦略はどう見る?

Screenshot 2024-03-04 08.28.19エヌビディアの1.9兆ドル(約285兆円)という時価総額は、ある種の幸運の結果だとしても、HPC市場での成功は決して偶然の結果じゃない。

「顧客は自分が何を欲しいのかを知らない」と言ったのはスティーブ・ジョブズだったが、ジェンスンがCUDA(GPUを使いやすくする開発環境ソフト)を導入したのはまさしく、顧客がそれを欲しがったからじゃない。GPUを使ったHPCは伸びると彼自身が顧客より先に確信し、そのために何が必要かを見極めたからだ。

――そのエヌビディアに、あなたがCEOを務めるテンストレントはAI半導体の新興企業として挑戦するわけですね。

挑戦なんかしないよ。エヌビディアと競争する必要なんかない。AI半導体の市場はまだまだ10年は飽和しない。この成長市場で、私たちは全然違うやり方でやるんだ。





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7 Feb

ジャパンディスプレイ(JDI)がスマートリングによるセルフケアサービス発表、独自開発のOPDセンサー搭載

JDI sp_240207jdi_01ジャパンディスプレイ(JDI)は2024年2月6日、東京都内で会見を開き、フレキシブル基板上に形成したOPD(Organic Photo Detector:有機光検出器)センサーを搭載するスマートリングを用いた企業/団体向けの健康見守りサービス「Virgo(ヴァーゴ)」を発表した。
スマートリングと連携するスマートフォンアプリやクラウドアプリケーションなども自社で開発しており、心拍数、血中酸素ウェルネス、睡眠時間、歩数、消費カロリーなどの日常生活における健康管理に必要なライフログを自動的に取得可能で、保健師などの有資格者によるアドバイスや健康に関する情報の提供により利用者の健康意識の向上や行動変容のサポートといった“セルフケア”に主眼を置いたサービスとなる。

 また2024年2月から、岡山大学、あいおいニッセイ同和損害保険、ヴェルト、両備ハッピーライフ両備健康づくりセンターと共同で運送/交通運輸ドライバー向けでの実証実験を開始する他、Virgoの導入を希望する企業/団体向けのトライアル提供も開始する。2024年内には正式なサービス提供を目指しており、5年後の2029年までにユーザー数100万人を目標としている。





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2 Feb

TCLがISE 2024で世界最大の115インチQD-Mini LEDフラットパネルディスプレーやホテルTV統合システムなどのスマートソリューションを発表

Screenshot 2024-02-02 09.11.24大手家電ブランドで、世界の2大テレビブランドであるTCLエレクトロニクス(TCL Electronics)は31日、Integrated Systems Europe(ISE 2024)でスマートオフィス、スマートリテール、スマートホテル向けに設計されたさまざまな製品とスマートソリューションを披露しました。

世界最大の115インチQD-Mini LEDフラットパネルディスプレー、デジタルサイネージディスプレー、双方向のホテルTVシステムなどの最新イノベーションは、TCLの垂直統合型サプライチェーンの力を実証するものです。





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31 Jan

【麻倉怜士のCES2024レポート】今年のオーディオビジュアルをリードする、注目トレンドをまとめて紹介! 【01〜10】

Screenshot 2024-01-31 08.28.07

麻倉怜士さんのCES2024レポートまとめサイトです。⇒ コチラ
各レポートのタイトルを以下に列記します。


(01) International CES 2024がいよいよスタート! 
(02) 折り畳み式LEDディスプレイ、遂に登場! ウィーンの大型ディスプレイメーカーCSEEDが、137インチモデルを展示
(03) MQAの新展開が分かった! MQAとモバイル用のコーデックSCL-6、そしてBluOSが融合的に展開する
(04) AURO-3Dの新展開が打ち出された! ストリーミング用コーデックAuro-Cxの音に驚く
(05) 「神の目」を持って試合に参加できる! キヤノンの、自由視点映像ボリュメトリックビデオ「テーブルトップMR」が凄い





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16 Jan

透明・HMD・球体ディスプレイ CES 2024に見る「人とディスプレイ」の変化

ces 2024_m03_sCESのディスプレイ関係の紹介として良くまとまっている記事です。全部読むとCESに行った気持ちになれます。(写真も多数)

年初から、米ラスベガスで開催された「CES 2024」を取材するために出張している。CESを主催するCTA(全米民生技術協会)は、前身となった組織から含めると、今年で100周年であるという。それだけ、家電も長い歴史を持つビジネスになったということだ。

ただ、CESの在り方は大きく変わった。過去には、CESのトレンドは大手家電メーカーがリードしていたが、今はそうではない。より多様・多彩な企業によって構成されるビジネスになっている。

今年も、AIやそれを支えるセンサーの活用などに注目が集まったが、20年前の「次世代DVD(現在のBlu-ray)」や10年前の「4K」のように、大手が同じ方向を向いたトレンドがあった……というにはちょっと弱いように思う。





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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

3.用語辞典(技術・ビジネス・企業)
管理人特選の最新技術用語やビジネス用語・関連企業を解説しています。時間の許す限りのアップ、今後充実を目指します。
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  • 【韓国報道】「アップル、来年フォルダブルiPhone発売へ…サムスンがディスプレイ供給」
  • オムディア:2025年第2四半期の中小型ディスプレイの出荷台数は、在庫調整により10%減少する見通し
  • レグザ、かつてない高色純度&広色域の「RGB Mini LED液晶レグザ」。2025年度中の商品化を目指す
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  • LGディスプレー、有機ELの新技術開発 1300億円投資
  • 富山大,超低電圧駆動有機ELの材料選択で革新
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  • 中国EV産業のヤバい実態、BYDの巨額「隠れ債務」問題がいよいよ危ない?「第2の恒大」となれば経済は再起不能か
  • 【インタビュー】心震わせるテレビの超大画面化を牽引するTCL。ベゼルレスの没入感が味わえる強力新商品も登場
  • ワコム、液晶ペンタブレット「Wacom Cintiq」の新ラインナップを発売
  • マイクロLEDの普及に現実味、ARグラスで2026年にも離陸へ
  • JDIの液晶の知見、先端半導体パッケージングの中核技術に
  • 任天堂、「Nintendo Switch 2」6月5日発売開始
  • LGディスプレーが中国広州LCD工場売却後、財務構造改善と新技術投資を本格化
  • 中国製「蓄電システム」、海外市場で受注が急拡大 1〜3月期は100GWh、世界的な再エネ導入加速で
  • サムスンがUltra版の「Galaxy Z Fold」次期モデルを予告
  • テレビ市場でシェアアップし存在感高まるTCL 蒋賛社長を直撃して今後の日本市場での取り組みや展開を聞いた
  • 2025年1-5月の「早期・希望退職」募集人数は8,711人で前年2倍に急増、相次ぐ大型募集
  • LGディスプレイ、第8.6世代OLEDプロジェクトへの投資を来年に延期
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