劣等生
November 18, 2012
[連載: 液晶の歩んできた道-3] 世界の表示ディスプレイを独占してしまった液晶技術
前回、液晶の発見を振り返ってみましたが、それから120年あまり、劣等生の液
晶が表示デバイスの世界を独占してしまっています。
液晶がいかに表示デバイス市場を牛耳っているか、次ページのチャート(販売:表示面積
ベース)を見てください。公開されている調査会社のデーターを寄せ集めてまと
めたものです。
一時期プラズマパネル(PDP)が特に大型テレビの分野で幅をきかけていました。 しかし急速な追い上げをみせた液晶テレビの押し寄せにあい広がりは限定的でした。そして今後数年間を見ていくと明らかに先細りで す。2017年まで一定数は残りますが、とっても心細い存在に陥るようです。
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一時期プラズマパネル(PDP)が特に大型テレビの分野で幅をきかけていました。 しかし急速な追い上げをみせた液晶テレビの押し寄せにあい広がりは限定的でした。そして今後数年間を見ていくと明らかに先細りで す。2017年まで一定数は残りますが、とっても心細い存在に陥るようです。
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return_to_forever at 09:13|Permalink│Comments(0)
November 13, 2012
[連載:液晶の歩んできた道-2] 表示デバイス"劣等生"-液晶の発見・命名
まずは、液晶そのものの発見に物語があります。
液晶はオーストリアの植物学者 Friedrich Reinitzer(ライニッツァー)によって発見されています。1888年、明治21年のことです。
彼はコレステロールの研究中に、コレステロールの安息香酸エステルの結晶を加熱していくと、145.5℃で溶けて白く粘り気のある液体になり、さらに178.5℃で透明の液体になることを発見したのです。つまり2つの融点が存在する事を見つけたのです。
普通の材料は融点が2つあるということはありません。水も鉄も融点はある決まった温度ですよね。
実は他の生物学研究者も以前からこの現象には気づいていたのですが、これは不純物の影響だと思い込んでいたのでした。
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return_to_forever at 00:16|Permalink│Comments(0)
November 10, 2012
[連載: 液晶の歩んできた道-1] 表示デバイス"劣等生"液晶の歩んできた道
液晶は本当のところ表示デバイスとしては劣等生です。
自ら発光(自発光しない)しない、もともとの液晶材料そのものが液体でもなく結晶でもない曖昧な状態とも言え挙動不審、その液晶の制御に使っているアモルファスのトランジスターも本来の半導体から見るとなんとも頼りない中途半端な性能ですし、布でこすって毛羽立てるという非工業的な製造工程があったり....材料・構造そして製造方法と全てに渡り工業製品としては決して優等生とは言えない存在です。
そんななんとも頼りない液晶が、なぜ世の中の表示ディスプレイの大半のシェアを取ってしまったのでしょう?
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return_to_forever at 10:58|Permalink│Comments(0)






































