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Flat Panel TV and Display World-2....液晶/有機EL・業界・動向

液晶・有機EL・プラズマ、FPD業界・パネルメーカー・関連企業情報を掲載。当ブログで激しい市場動向に追随!--Since Nov.2004

材料

21 Jan

日本ゼオン、富山県で5系列目の位相差フィルム設備を建設

日本ゼオンは1月15日、富山県氷見市の光学フィルム工場において第5系列目となるLCD-TV用位相差フィルムの設備を構築すると発表した。生産能力は年産3000万m2で、2015年4月の量産開始を目指す。これにより、同社全体の生産能力は同9500万m2となる。
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3 Dec

JX日鉱日石金属、スパッタリング・ターゲットの台湾新工場が竣工

JX日鉱日石金属は、台湾にFPD/半導体用のスパッタリング・ターゲットを製造する新工場が竣工したと発表した(発表資料)。JX日鉱日石金属の子会社である台湾日鑛金属が、台湾桃園縣龍潭の工業団地に建設していたもの。
JX日鉱日石金属は、スパッタリング・ターゲットを日本、台湾、韓国、米国で生産しており、台湾ではこれまで八徳の工場でFPD製造向けのスパッタリング・ターゲットを生産していた。
新工場ではFPD向けに加えて半導体向けも生産し、東アジア地域に供給していく。八徳工場は閉鎖を予定しているが、新工場が加わったことで、JX日鉱日石金属のスパッタリング・ターゲットの生産能力は10%増加する。
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20 Nov

モバイル向けAny-LayerとFPCプリント配線板技術

従来から携帯電話やデジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ノートPCなどのモバイル機器では、コア層があるDI(High Density Interconnection)プリント配線板がメインボードで採用されています。ところが、最近はスマートフォンの登場に伴い、マザーボードベースでAny-Layer構造のHDIプリント配線板の需要が急増しています。
Any-Layer構造はコアレスで薄型、さらにすべての層間において自由な接続が可能になることから、究極の高密度配線が実現できる点が特徴です。一方、モバイル性を追求するために薄型、軽量、長時間駆動、堅牢性が求められており、わずかな隙間に立体的に配置することが可能なFPCを用いた接続手法が有効です。特に電子機器の高速化に伴い、伝送速度はGHzレベルに到達し、高速伝送特性を確保したFPCが採用されており、今後の需要拡大も期待されています。
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12 Nov

関東学院大、透過率と導電性両立した透明電極材料を開発

関東学院大学の本間英夫名誉教授らは、高い透過率と導電性を両立させた新たな透明電極材料を開発した。無電解のメッキ技術を活用し、銅パターンの幅を0・4マイクロメートルに微細化することに成功。透過率90%、抵抗値0・5オームを達成した。透明電極は主にタッチパネルに使用される。高感度で高精細な大型スクリーンの製品化につながる。
 樹脂などの絶縁材料や複雑形状の部品に金属を施せる無電解のメッキ技術を応用した。メッキを成長させることでパターンを形成(配線)する。
 低抵抗性能に優れる銅パターンを微細形成するため、透過率と導電性能が高い。タッチパネルに一般的に使用されているインジウム・スズ酸化物(ITO)電極に比べて抵抗値は約200分の1となる。また、レアメタルのインジウムが不要。
 既存の設備でパターンニングできることから、真空装置を用いるITOのスパッタリング加工よりも製造コストを抑えられる。
 
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4 Nov

日本ゼオン、福井県の斜め延伸位相差フィルム新工場が完成

日本ゼオンは10月31日、福井県敦賀市で建設していた斜め延伸位相差フィルム新工場が完成したと発表した。今回の新工場建設は、今後も需要が拡大する中小型用FPDなどの市場要求に応えるもので、富山県内の既存の2拠点(高岡市、氷見市)に続く3番目の拠点となる。
現在、斜め延伸位相差フィルムの生産設備は、富山県の既存の2工場合計で年産1500万m2の生産能力を有しているが、新工場の稼働により同2500万m2となる。
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22 Sep

日本のディスプレーは、それでも生き返る 革命を巻き起こす液晶ディスプレー用「ゼロ複屈折フィルム」トップサイエンティスト

小池教授は複屈折をとことん究め、色ムラのない液晶ディスプレー用「ゼロ複屈折フィルム」の開発に成功。またしても常識を覆してしまった。ご本人呼んで、第2の“息子”だ。
従来は複屈折を抑えるために高価な位相差フィルムが使われてきたが、それが不要になる。長さが100メートルもあるような巨大な乾燥機を使ってポリマーを溶媒から取り出すこれまでの製法に比べ、簡単な押し出し成形で作れるようになるので、製造時間も数十分の1に短縮される。もちろん、コストも低減できる。
「今、液晶テレビが値崩れして、日本メーカーが大赤字になっているでしょう? 台湾や中国、韓国の安いパネルが主流になってしまっている。だけど、色ムラを完全になくせるなら、中国やインドに納めるものも、先進国に納めるものも、全部日本で作ればいいじゃない? このゼロ複屈折フィルムを僕はあらゆる液晶パネルに入れていきたい」
 非常に大きな産物をもたらした。液晶の最前面に内蔵するだけで、ゼロ複屈折フィルムと同じように色ムラがなくなり、有機ELを超える画質を実現する「超複屈折フィルム」ができたのだ。サングラス越しでも画面が真っ暗にならなくなるので、スマートフォンやタブレット端末をカーナビゲーション用に使うのにも最適。
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12 Aug

SamsungグループがドイツNovaledを買収、有機ELディスプレイ技術の強化狙う

韓国SamsungグループのCheil Industries(ハングル名は第一毛織の意)社は2013年8月9日、ドイツNovaled社の株式の約50%を2億6000万ユーロ(約330億円)で取得し、同社を買収すると発表した。同時に同40%を韓国Samsung Electronics社が取得する。残る10%は、2011年9月末に韓国Samsung Venture Investment社が出資していた分で、この結果、Novaled社は完全にSamsungグループの傘下に入ることになった。

 Cheil Industries社はSamsungグループのアパレル事業や関連する化学材料の開発を担当しているメーカー。2007年に有機EL材料の開発を始め、2011年3月に200億ウォン規模の同材料の製造工場を稼働させた。2013年4月には、Samsung Electronics社製スマートフォン「Galaxy S4」の有機ELディスプレイに用いる電子輸送層(ETL)材料の量産を開始したとする。

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20 Jul

[連載:液晶の歩んできた道-17] トランジスターを形成する薄膜技術

ガラス、液晶、偏光板と見てきましたが、次はトランジスターを形成する薄膜技術の進展を見ていきましょう。トランジスターを形成する基材がガラスであるため、特殊な金属が用いられます。トランジスタを構成する材料、ガラスとの密着性を高める材料、電極としての透明金属、そして配線材料や絶縁膜、といったものです。
これらはスバッタリングやプラズマ化学気相成長という、なじみの無い方にとってはなんとも仰々しい名前の工程を経て薄膜としてガラス上に積層・形成されます。
どのように薄膜形成するのか? 簡単に言ってしまえば、元の金属材料を微小粉体を固めてシート状に加工しておき、真空中で例えばアルゴンイオンを叩き付けて飛散させガラス面に付着・堆積させるというプロセスなのです。
エネルギーのかけ方にスバッタリングやプラズマCVDがあります。その装置がまたすごいことになっているのですが、それは別の機会にお話しするとして、シート状に加工している材料のことを見ていきたいと思います。



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19 Jul

山形大 時任氏、印刷・塗布法による有機TFT作製技術を紹介

山形大学 有機エレクトロニクス研究センター 副センター長 教授の時任静士氏は7月17日、エレクトロニクス実装学会 マイクロ・ナノファブリケーション研究会の第19回公開研究会において、「有機エレクトロニクスの研究開発状況」と題して基調講演を行った。この中で、印刷・塗布法による有機TFT作製技術の開発状況を紹介。
基板上にインクジェット印刷でDIC製の導電インクによる蒲鉾状のゲート電極を形成し、C-PVPのゲート絶縁膜をスピンコートで塗布。C-PVP上にテフロン材で四角く囲い込んだ隔壁を形成し、その壁の内側にインクジェット印刷でハリマ化成の導電インクを用いソース/ドレイン電極を形成した。



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12 May

[連載:液晶の歩んできた道-15] 液晶は調味料のようでメインディッシュ?

 基板であるガラスの次は、液晶材料そのものの開発の歩みを見ていきましょう。液晶といっても色々な種類が存在することはいままで振り返ってきました。
代表的な液晶相の種類(動くイラスト)を見てみてください。設計するにあたり色々な選択肢があるということがご理解いただけると思います。
現在LCDに使われることが多いのはネマチック液晶で、ほぼ2社(+1社)で独占されています。ドイツに本社をおくメルク社チッソ株式会社から事業を引き継いだJNC社そしてDICです。 メルクが約60数%、チッソが約30%、DICが数%といったシェアと思われます。

 さて、そのような液晶の開発秘話は??



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31 Jan

富士フイルム、大型液晶テレビ向け「超広幅フジタック」新工場稼働開始

富士フイルムは、大型液晶テレビに使用される「超広幅フジタック」を生産する富士フイルム九州・第4工場 第8ラインを1月23日より稼働させた。第8ラインでは、「超広幅フジタック」の中でも、大型液晶テレビで最も多く採用されているVAモードの液晶パネルの視野角拡大やコントラスト向上に寄与する「VA用フィルム」を生産する。また、同 第7ラインも本年3月に稼働を開始し、IPSモードの液晶パネルにおいて、斜め方向から画面を見た際の色味変化を抑える機能を持つ「IPS用フィルム」や、偏光板保護フィルムとしてあらゆるモードの液晶パネルに広く使用されている「プレーンタック」を生産する。
今回稼働させた富士フイルム九州 第4工場・第8ラインと、3月に稼働を予定している同 第7ラインの両ラインでは、超広幅フジタックを生産し、40インチ以上の大型液晶テレビの効率的な生産に貢献する。第7ラインでは、これまでで最大の幅となる2500mmのフィルムの生産が可能。第4工場は、生産工程でのエネルギーの効率活用を追求し、新たに増設した天然ガスコージェネレーション設備による自家発電の電力で稼働する最先端の工場となっている。特に、第8ラインでは生産するフィルムの超広幅化、ラインのスピードアップとともに、生産工程で発生する蒸気・温水を徹底して再利用するなどの省エネルギー対策を行うことで、単位面積あたりのエネルギー使用量を従来の半分にまで減らす。



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22 Nov

中国レアアース最大手、生産停止延長 需要が急減 日本企業、代替品開発で

中国のレアアース(希土類)最大手、内蒙古包鋼稀土高科技は22日、一部工場の稼働停止期間を1カ月延長すると発表した。同社はレアアースの需要急減で、10月23日から1カ月間の予定で中国南部のレアアース産地、江西省の2工場で生産を停止していた。供給過剰感が解消されないため、生産調整を続ける。

 稼働を止めているのはハイブリッド車用の高性能モーターなどに使うレアアースの精製・加工工場。包鋼稀土は価格急落で7~9月期に前年同期比で売上高が5割超、純利益は9割減った。



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9 Nov

日本ゼオン、福井県敦賀市に「斜め延伸位相差フィルム」の新工場を建設

日本ゼオンは、生産性に優れる液晶パネル用位相差フィルム「斜め延伸位相差フィルム」の新工場を福井県敦賀市に建設すると発表した。敦賀市産業団地の用地約3万m2に建設し、2014年3月の完成を目指す。既設の富山県氷見市の工場にも付帯設備を導入し、総投資額は約70億円を計画する。

 斜め延伸位相差フィルムは、分子の配列方向を制御することで、偏光板との張り合わせを連続的に行う「ロールツーロール貼り合わせ」が可能。



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20 Oct

iPhone5 分解で見えた日本製部品の底力

iPhone5 分解で見えた日本製部品の底力

日本製部品は高機能化で真価を発揮している。「5」では高速携帯電話技術の「LTE」に対応。
このためアンテナから信号を取り出す回路が増え、通信を制御する大規模集積回路(LSI)が強化された。従来と同じ面積、重さの基板上で回路を増やすには日本製の超小型部品が不可欠だ。  
通信を安定させる村田製作所の高周波フィルター、消費電力を低減するTDKや東光などの電源コイルが前機種より大幅に増えた。
さらにパナソニックや日本航空電子工業の超小型の端子、旭化成エレクトロニクスの電子コンパス、セイコーエプソンの水晶振動子など「スマホの機能向上を支える部品は日本製の独壇場だ」(部品メーカーの技術者)。  調査に協力したフォーマルハウト・テクノ・ソリューションズ(東京・江東)によると「メーカーを特定できていないが超小型コンデンサーも日本製が多数を占めるはずだ」という。
Move to full article 記事の通りですね。ただ課題は他国の部品メーカーも必死に置き換えを狙ってきます。同等の性能でコストを下げてきます。この過去の歴史を繰り返さないようにいかなる対策をうっていくか、日本メーカーの力強い戦略が求められます....管理人iPhone


20 Oct

UDC(米国)とDUKSAN (韓国・徳山) HI-METALが有機EL材料提携

米国の有機EL材料メーカー UDC(Universal Display Corporation) が,韓国の電子材料メーカー DUKSAN (徳山) Hi-Metalとの間で、有機EL材料に関する提携に至ったと発表した。
両社は、韓国の他2社を加えて特許係争中であったが、今回の提携によって係争案件を取り下げ、UDCが韓国に供給している材料の一部はDUKSANに生産委託する。また、米国PPG Industries に委託している燐光発光材料の生産を、DUKSANにも委託して生産能力の増強も計画中としている。



20 Oct

NIMS、理化学研究所、液晶の低消費電力化を可能にする新トランジスタ技術を開発

独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS), 独立行政法人理化学研究所などの研究チームが、原子材料構成による金属酸化膜トランジスタの開発に成功したことを発表。(10月17日) この開発はNIMS国際ナノアーキテクトニクス研究拠点の塚越一仁 主任研究者、生田目俊秀 統括マネジャー、理化学研究所ナノサイエンス研究施設の柳沢佳一テクニカルスタッフによるものだが、住友金属鉱山 材料事業本部の協力も得ている。




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当サイト特集カテゴリー
1.液晶の歩んできた道(第一部)
液晶の黎明期から実用化を果たすまでの過程をわかりやすく解説することを目指して書きました。

2.液晶の歩んできた道(第二部)
液晶が当面の最終目標だった大型テレビに採用され夢の平面テレビが実現した過程を解説していく予定です。(開始時期未定)

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