液晶パネル大手、友達光電(AUO)が昨年末、香港の高等法院に対し、中国の家電大手、TCL集団と傘下のパネルメーカー、深?市華星光電技術(CSOT)などに特許6項目を侵害されたとして、侵害行為の差し止め命令と損害賠償を求めて提訴した。2011年にCSOTに引き抜かれ、AUOの営業秘密を漏えいした疑いで昨年6月に起訴されたAUO元幹部2人も被告に含まれる。中国本土で訴訟を起こしても勝ち目はないため香港で提訴し、中国以外では特許侵害を許さない強い態度を見せた。6日付経済日報が報じた。
AUOのディスプレイ開発センターの主管だった連水池氏と有機EL(OLED)技術処経理だった王宜凡氏は2011年9月、家業を継ぐとの理由で離職したが、その後すぐにTCL集団の工業研究院副院長、CSOTのアクティブマトリックス型有機EL(AMOLED)開発部部長に就任したことが発覚。AUOは両氏が使用していたパソコンを調べて重要データの流出を確認し、法務部調査局に通報した。12年10月には新竹地方法院検察署(新竹地検)が捜査に着手し、昨年6月に両氏を営業秘密漏えいの罪で起訴した。
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