1984年から液晶ディスプレイ用ガラス基板の商業生産を開始している同社は現在、液晶ディスプレイ用ガラス基板の主な製品として、2006年に投入した、ヒ素やアンチモン、バリウムなどの重金属やハロゲン化合物を含まない「EAGLE XG」、低ポリシリコンや酸化物TFTを用いた液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ向けの高精細化を実現できるというガラス基板「Lotus」、そして0.1mmという薄さのガラス基板でフレキシブルなディスプレイを実現する「Willow」をラインアップしている。
コーニングジャパン LCGグループ製品技術部部長の進藤克彦氏は「当社のガラス事業は、PYREX耐熱ガラスなどの容器として利用する構造材としてのガラス、液晶ディスプレイ用ガラス基板のようにガラスに機能を付加するもの、望遠鏡をはじめとしてガラスそのものに機能を持たせたもの、という3つの分野で展開している」と説明。「液晶ディスプレイ用ガラス基板の生産には“フュージョン式”と呼ばれる仕組みを採用している。これが品質の高いガラス基板を実現する最大の強みになっている」と語る。Move to full article
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